2014年新年、晴れてはいるが風がありベランダに出てみると肌寒い。
師走の忙しさにかまけてお散歩を怠けてしまったので、腹ごなしと初詣を兼ねて出掛けてみよう。
門松は師走の内に作った手作り、男性陣が竹林まで行って竹を伐りだしてきて寸法を決めて切る。
切り口を斜めにするのが一番難しく、ノコギリの最後の一引きを失敗すると皮が剥けてしまって綺麗にならない。
菰に巻いてある縄は縁起物なので七五三になっている。
初詣は由木にある曹洞宗永林寺、御本尊は釋迦牟尼佛。
滝山城主大石源左衛門尉定久公が家督を相続するまでの居城であった由木城を滝山城入城の際、叔父である一種長純大和尚に譲られ開山、開山当時は道俊院心月閣と称していた。
天文十五年(一五四六)大石定久公の養子である八王子城主北条氏照公により七堂伽藍の完備した大禅寺を建立、永麟寺と改名された。
天正十九年徳川家康公当寺を巡拝され、朱印十石、公郷格式拾万石を授けられ大名寺院となった。又巡拝の折「名にしよう、永き林なり」と賞賛され此れにより永林寺と改名した。
総門は朱塗りの門と壁の五条線が許され『由木の赤門』と呼ばれている。
参道の両側には十六羅漢象。
三門(三解脱門)の左右には阿吽(あうん)の仁王像。
阿は口を開いて最初に出す音、吽は口を閉じて出す最後の音、そこから、それぞれ宇宙の始まりと終わりを表す言葉とされた。
ここまでは平坦な道の三門を抜けると石段を登って中雀門(ちゅうじゃくもん)、その先が本堂。
左脇の道を入って行くと墓地、その奥に由木城趾があり大石定久公の像がある。
墓地では初詣の帰りにお墓参りの人達がちらほら。
ここには三重塔があるのでそこまで登って下を見てみる。
斜面を降りた先には蝋梅の花が馥郁とした香りを漂わせていたが、殆どの人達は花に気が付かないで通り過ぎていくとはモッタイナイ。
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