梅雨入り前後は雨模様のお天気が続いたが、このところは晴天続きで今日も朝から真夏日のような暑さ。
相模原公園で幻の花“吉祥天”が咲いているとの情報で出掛けてみることにした。
相模原駅からバスで約30分程だが、相模原までの交通を電車にしようかと思ったが南大沢から相模原までバスが出ている事が分かりしかも所用時間も20分余なのでバス便にした。
このバスは2時間に1本、10:00発があるのでこれに乗れば多少時間が遅れても相模原発のバス10:45分には充分間に合う。
バス停で花を持っている年配の方とおしゃべり、「このバスはいつもガラガラですよ、お墓参りの時期に1時間に1本の臨時便が出る」との言葉通り乗車したのは私を含めて計4名、内3名は南多摩斎場入口の「坂上」で降り後は貸し切り状態。
何でこんなに乗客が少ないのか、バス内のアナウンスで判明、「坂上」から2つ先の「横土手」からは神奈川県になる為東京都のパスは使えなく新たに料金が発生する。
因みに南大沢から相模原までのバス料金は310円、電車利用だと橋本乗り換えでも270円だ。
尤も始発が聖蹟桜ヶ丘なのでその間での利用客はもっといるのだろう。
相模原駅から相模原公園入口までの所要時間が30分でバス運賃300円。
ともあれ吉祥天が咲いている公園内の温室「グリーンハウス」。
園芸ファンにはおなじみの「サカタのタネ」の運営、入館料は大人(18歳以上)200円で65歳以上及び高校生以下は無料。
入って直ぐ左側の立体花壇。
2階「カクタスガーデン」に入ると直ぐに目に付く吉祥天の花、しかし残念な事にもう見頃過ぎ、1輪咲いたのを職員が見つけたのは5月21日との事なので1週間程前に来れば良かった。
これは幻の花と言われ花が咲くまで30〜60年かかる、これも40年を経てやっと咲いたそうだ、丈は2m程だが後は枯死する運命。
階段を下り「トロピカルガーデン」に入るとここは南国ムードあふれる植物群。
花が終わり赤い果実のミズレンブ、まるで蝋細工のようにつやつやしている。
何だか気持ちの悪い花を発見、下から見ると火傷しているみたい。
パボニア・グレディリーの赤い花、シャウエリア・カリコトリカはこれから咲いて来るのかな。
アブチロン・ベニヒメも真っ赤な花、黄色のパキスタキス・ルテア。
メディニラ・マグニフィカ(火の鳥)、ドンベヤセミノルはピンクの芙蓉のような花。
ゲンペイクサギ(別名ゲンペイカズラ)は下方には白花、上方には赤い花。
ヘミグラフィス・アルテルナタの小さな白い花、別名シソモドキ。
この赤い苞から黄色の花が出ているのはプルメリアの札が2つも付いていた、見ている人達も「これがプルメリアなんだー」と言っているし、他の人がこの温室を紹介しているブログでもプルメリアと書いていたが、でもやっぱり何だか違うような? プルメリアはキョウチクトウ科だ、調べたところコスツス・バルバーツス(ショウガ科)ではないかな。
ヘラニチューリップジンジャー(ショウガ科)、チューリップに似ているかな?
クルシア・クリウウァ、説明書きには“枝の先端に白い花を付ける”とあった、確かに蕾は白だが、この茶色っぽいのは萼片なのかな。
カリアンドラ・エマルギナタは赤い糸状の花、ピンクの可憐なコプシア・フルティコサ。
ナンヨウザクラの札が付いていた、しかし本当のナンヨウザクラの花は白色のようだ、こちらの紅色の花はテイキンザクラではないかな、テイキンザクラもしばしばナンヨウザクラと呼ばれるそうだ。
ペトレア・ウオルビリスの白い花、可憐なヒイラギトラノオは葉が柊のように縁に棘がある。
ヤエサンユウカ、キョウチクトウ科タベルナエモンタナ属。
下を向いて咲いているエラエオカルプス・グランディフロルス。
バナナのような大きな葉に隠れているのはヘリコニア・ワグネリアナ。
上方のこれは赤い葉?花?
テラスのベンチで一休み、風が強く帽子が飛ばされそう。
オクナは別名ミッキーマウスノキ、花は黄色だが、花後に雄しべが残り萼片が赤く色づいて盛り上がり、中心部に球形の果実を付ける、果実は最初は緑色だが熟して黒くなる。
園内を少し歩くと菖蒲の咲いている「水無月園」に行く事が出来る。余りにも日差しが強いので菖蒲も風情がないな。
歩道脇にはヒメシャラの木、花が咲いている。
バスの時刻には未だ間があるので、「グリーンハウス」に戻り展望室のベンチに座りしばし放心。
チケットは一日券なので当日であれば何度でも出入り自由。
展望室から見て手前にある木はコノテガシワ。
雌雄同株で雄花は茶褐色、雌花は淡紫色、コンペイトウのような角のある球果をつける。
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