2016年10月27日木曜日

ミゾソバ

昨日は夏が戻ったかのような暑さだったが、今日は秋らしい晴天、さすがにもう夏日になる事は無いだろう。

調布野草園、今年の開園期間は明日まで、来年3月まで植物の養生に入るので今日が本年最後の見納め。










園内で一番多く見られたホトトギス2種。そこら中に咲いていたが、そう言えば私が駅への行き帰りで普通に歩いている道端でも咲いていたな。


咲き残りのコウヤボウキ。ハッカに似ていると言うヤマハッカ、但しハッカのような香りはなく無臭。


シロバナセンダングサの別名のあるコシロノセンダングサ。頭花に白い舌状花があり、前回掲載したアイノコセンダングサとは、はっきりと違いが判る。
セキヤノアキチョウジ、園路脇で咲いていたので接写出来た。


沢山のミノムシがぶら下がっているようなクマシデの実。シュウメイギクはやっぱり一重の方が好き。


園の窓口の方に「ミセバヤが咲いたよ」と教えていただいた。万葉の昔からある日本古来の植物だが近年自生しているのはわずかなのだとか。

野草園を出て深大寺方面に歩く道すがらシャリンバイがびっしりと実を付けていた。




神代農場が開いていたので一回りしてみたが、今の時期見るべきものはなく神代水生植物園に入ってみた。

一面のミゾソバ、縁のピンク色が薄いのと濃いのが入り乱れて咲いていたが、以前見たサクラタデは一生懸命探してみたが見つからなかった。



柚子の香りがすると言うユウガギクだが、若葉を揉むと香りが感じられるとの事で、花の時期では遅いのだとか。










水辺で黄色のミズキンバイ。

とっても小さなハキダメギク、これも路傍の至る所で咲いているが、白色の舌状花、先端が3裂しているので見分けるのは容易。
 

2016年10月24日月曜日

ワタ!

急に寒くなり今朝ベランダに出て思わずブルッ。

散歩道、日当たりの良い斜面で咲いていたアイノコセンダングサ。頭花に白い舌状花のあるコシロノセンダングサと舌状花のないコセンダングサとの交雑種で外周の筒状花の何個かが大きく白くなる。
トゲトゲの種子は引っ付き虫になっていつの間にか上着の裾に付いていた。












畑の端でたわわに実った柿。














薬科大薬草園入り口手前の斜面で白いセンブリの花が沢山咲いている。

観察路に入ってみるがここは何時も雨上がりのように足元が濡れているし、そしてヤブ蚊も一年中いるような気がする。鬱蒼とした中でヤマシロギク(かな?)の白色が目立つ。
さらに上まで登って行くと両脇にキチジョウソウの沢山咲いている箇所に出る。


一回りして降りて来たところに今年もやっぱり咲いていたミカエリソウ。


野放図に伸び放題と言う感じのセキヤノアキチョウジ。

観察路降り口のモミジガサ、葉がモミジに似ているが花はいたって地味。真っ赤で艶やかな実はサネカズラ。


沢沿いに白い花が咲いていたが三角形の特徴的な葉はソバの花だと思う。
温室入り口に展示してあったメキシカンスイートハーブ、葉や花序には特有の甘みがある。



葉・花、全体の様子からイワタバコのように見えるが、メキシコジキタリス。メキシコ分布で日本へは大正4年に渡来。

温室を出て階段降り口でイトラッキョウが濃紅色の蕾を沢山付けていたが一斉に開花したら綺麗だろうな。


見本園で色々な唐辛子の実が成っていた。ハバネロの実と花。




ケブカワタの花、奥の方では種子が弾けて綿毛になっているが、ビックリ! 一つでこんなに沢山つくの!


色鮮やかなシュウメイギク。

2016年10月15日土曜日

コスモス

久方ぶりの真っ青な空、週末晴れるのは何週ぶりかな?
昭和記念公園をウォーキングに行こう、とのお誘いで10時立川駅待ち合わせ。駅周辺は大変な人出、通行規制まで行っている。階段を降りた所で(ウワーッ)と言う歓声。箱根駅伝予選会が立川で行われトップランナーが走って来た。立ち止まって見てしまったが、目の前を次々にピューッと走り去って行くその速さ。これでは知り合いが走っていても多分視認出来ないだろうな。
見るのはその辺にして公園へと向かったが、これ又、大勢が公園へと向かっている。
前後左右、人・人・人。入園券を購入するのが大変かな、と思ったが大会関係者は臨時売り場が出来ていたのでそれほど並ばないで購入。

原っぱ西花畑のイエローキャンパスはまだポツポツと咲き始めで一分咲き程度。



ゴール地点が原っぱ前なので各大学の旗を持った人達が続々と集まってくる。









東花畑のキバナコスモスは開花期が長いので一面オレンジ色。レモン色の一帯も。


花の丘は天候不順の影響で開花が遅れているのだとか。茎が細くてコスモス特有の広がりが無いのでなんだか貧弱。


それでも秋晴れの澄み切った空に映えたコスモスはとっても綺麗。


2016年10月10日月曜日

トルコギキョウ

三連休の土・日とも雨に祟られ、月曜祝日は晴れるとの予報に反して一向に太陽が顔を見せてくれない、どころか一気に季節が変わってしまったような肌寒さ。例年だと10月10日は日本晴れになるはずだが、今年のお天気はやっぱり変。
相模原公園、秋のフラワーフェステバル「トルコギキョウ展」はこの三連休のみなのでお天気を気にしながら出掛けてみた。
古淵駅からバス「女子美大行き」が便利なのでバス停で時刻表を見て、何と! 1時間に1本のみ! それも直前に出たばかり。
休日なので本数が少ない、事前に調べておかなかった自分の失敗。

終点下車、麻溝公園花の谷階段脇でスイフヨウ(酔芙蓉)の花。午前中は真っ白、午後3時頃から薄桃色に変わってくる一日花。

とりどりの花壇と淡いピンクのサルビア・コーラルニンフ。




麻溝公園と隣接している相模原公園には「りりちゃん橋」を渡って行くとサカタのタネの温室「グリーンハウス」裏側に出る。











サルビアレウカンサ(メキシカンブッシュセージ)越しに見る「グリーンハウス」












「グリーンハウス」前庭。













トルコギキョウ展のコンセプトは「アリスのティーパーティー」



トルコギキョウの原産地はアメリカでリンドウの仲間。国名のトルコ共和国とは何の関係もない。
何でも、ブルーの花色がトルコ石に似ている・花色が地中海の海の色を連想させる・花がトルコ人のターバンに似ている等の説があるが、品種改良の結果今では花色・形とも多彩なバリエーションがある。















トロピカル温室を見るには大人100円のチケットを入り口で購入。

アメリカアミヤシに花が咲いているが、とっても地味。




紫色のディコリサンドラ・ティルシフロラはツユクサ科。滝の側で咲いていた着生ランのリンコスティリス・レツーサ。


観葉植物のアサバソウ、葉に入る銀白色の模様から英名はアルミニウムプランツ。











下向きに咲いている淡い色のメディニラ・スペキオサ。紅色の花が幹に直接付いている面白い形はゴエテア・ストリクティフロラ。


ハワイのレイに使われるプルメリア、女性の髪にも飾られ、未婚者は頭の右に、既婚者は左に飾るのだとか。











黄色のボンボンみたいなキンゴウカン(金合歓)。金色の合歓の木を意味するように葉はネムノキみたい。