2015年5月11日月曜日

再びの青いケシ


カラッと乾いたお天気はまさに五月晴れ、この季節本来の陽気で暑くも無く、寒くもなく歩き回るには最適の今日、小平の都立薬用植物園まで「ヒマラヤの青いケシ」を見に行く。普段は月曜休園日だが4・5月の花の時期だけは無休。

ヒマラヤの青いケシ、東京で見る事の出来るのはここだけ。ピンクのヒメサユリと共に冷房室にあるので硝子越しのご対面。もっと近くで見たい!!




何とも面白い形の実が成っていたがこれはソシンロウバイの実。虎の尻尾のようなタデ科の植物はイブキトラノオ。


釣鐘状の綺麗な花を付けるジギタリスだが、毒性が強いので要注意。

蕾が鹿の子絞りに見えるカノコソウは別名:ハルオミナエシ。


風にゆらゆら揺れているブルーが美しいシュッコンアマ。

何とも大きな株はオオアザミ、別名:マリアアザミの名の由来は葉に入っている白い斑を聖母マリアに捧げようとしてこぼしたミルクの見立て。


有毒植物のケシ、二重の柵で囲われているが1〜22日までは外側の柵を解放しているので近くから見られる。

ホクシャは古代インカで「女王の耳飾り」と呼ばれその数700品種もあるそうだ。

箱根や丹沢だけに生息する固有種の箱根ツリガネツツジ。


銀白色の葉から小さな蕾がツンツンと立っている、サントリナの蕾で夏になると黄色の丸っこい花を咲かせる。

ナツロウバイはロウバイの仲閒だが花は随分大きく直径6、7㎝程でナツツバキかな? と思ってしまった。外側の花びらが薄ピンクで内側が黄色。


小さな白い花ヒロハセネガはアメリカインディアンのセネガ族がガラガラヘビに咬まれた時の解毒薬として用いたことからの名。

ミカン科常緑小低木のヘンルーダ。          



食用でお馴染みのアスパラガスが2メートル程に伸びてこんなに可愛い花を咲かせている。

ピンクのレッドキャンピオン、葉や花はサラダに利用されるそうだ。


ヨーロッパに分布するアルカネットはムラサキ科で根は染料の原料となる。

白い花は万葉集に登場するムラサキ、やはりムラサキ科で根を紫色の染料として用いた。


青色の花はエゾムラサキでやはりこれもムラサキ科。

金平糖のような蕾が可愛らしいカルミアは別名アメリカシャクナゲと言い、東京都がアメリカへ贈ったサクラの返礼として昭和4年に渡来。








温室内で見たジャボチカバ、木肌に貼り付いた花は何だかイボみたいで不気味。実は果実として食用される。

黄色のパッシフローラ・キトリナはトケイソウ科トケイソウ属。



牧野富太郎氏によって六甲山で発見されたアリマウマノスズクサ。

ピンクの可愛らしい花はオジギソウ、葉に触れてみるとたちどころに閉じてしまう。


トウダイグサ科の小さな花はアマメシバ、白い実がついていたが熟した種子は黒色。



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