2014年10月29日水曜日

高尾山さる園


昨日の東京は27日夜に吹いた木枯し1号の影響で朝から北風が吹きすさぶ寒い一日、そろそろ冬支度をしないといけないかな。
今朝の天気予報は降水確率0%の穏やかな晴天になりそうなので高尾山まで足を伸ばしてみようか。
京王線の発駅から往復乗車券とケーブル・リフト(往復 or 片道)がセットになったとくとく切符だと料金が2割引になるので券売機でこちらを購入。
高尾駅でJRからの乗り換え客がどっと乗車、全て高尾山に行く人達だが皆さんしっかり防寒対策をして冬の格好。
終点は次の高尾山口駅、ここからケーブル・リフト乗り場の清滝駅までは徒歩5分程。ケーブルとリフトは同一料金なのでどちらを利用しても良いが、少々寒いのを我慢すればリフトの方が断然景色が綺麗、しかし紅葉には未だ早いのでケーブルを利用。
上りは一番ポピュラーなコース、薬王院境内裏から入って行く1号路にした。

高尾山の天狗、右の団扇を持っているのが大天狗、左のカラスのような嘴は小天狗、別名烏天狗。






お天気が良いので山頂の見晴らし台からは雪を戴いた富士山がくっきりと見える。

休憩所の紅葉は赤く色づいていた。


下りは4号路の吊り橋コースを行く事にした。このコースは始めて歩くが結構な急坂で張り出した木の根と丸木を渡した階段とがずっと続いていてしっかり足元を見て歩かないと躓いてしまいかねない。
下りだったから未だ何とか歩けたが上りでは途中で息があがってしまうかも。
やっと吊り橋が見えて来た、ここまで来れば後は行きに通った浄心門まではほんの一息。

時間は未だたっぷりあるので「さる園・野草園」に寄る事に。
白のカワラナデシコは秋の七草の一つ。

ブラシのような花はサラシナショウマ、名の由来は若い葉を晒して食用にすることからきている。


紫色の花は猛毒のトリカブト。黄色のツワブキは花が少なく淋しくなった今の時期の野草園で一際目を引く。



天狗の団扇のような大きな葉に、三本の角を出した形の実はキレンゲショウマ(アジサイ科)。

そしてこれも反っくり返ったような形の面白い実はレンゲショウマ(キンポウゲ科)。


さる園のお猿さんは一頭毎に名前が付いていて園長さんが呼ぶと返事をしたりジャンプをしたりと、35分間のユニークなお話しは面白く時間があったら寄って見るのも良い。




2014年10月20日月曜日

オヤマボクチ


朝の内は未だ太陽が顔を覗かせているが、お天気は下り坂。明日からは又雨の予報が出ている。
そろそろオヤマボクチの花が咲き始めているのでは? と思い陽のある内に行って来ようと出掛けて来たのは都立小宮公園。
コナラやクヌギ等の雑木林を生かした公園として1986年(昭和61年)開園、以前は「ひよどり山」と呼ばれていた。
八王子郵便局バス停から徒歩8分程だが、階段を登って、登って、息が切れた位になってやっと入口に到着。

雑木林の園内は歩きやすいように木道を渡してあり、鳥の名前の付いた小道には四季の山野草が咲いている。



小道の両側には至る所に白い野菊が咲いていたがシロヨメナではないかな。

咲き始めてきたのはコウヤボウキ、未だほとんどが蕾の状態。


アザミに似た花を付けるオヤマボクチ、名の由来は茸毛(葉の裏に生える繊維)が火起こし時の火口(ほくち)として用いられたことから。
根は漬け物として食べられる。山菜の「ヤマゴボウ」はモリアザミ、オニアザミ、オヤマボクチなどアザミ類(キク科)の総称。
信州の富倉ではオヤマボクチの茸毛を蕎麦のつなぎとして使用している。



アキノキリンソウは花が泡立つ様に咲く事から別名をアワダチソウと言う。

このキクは殆どが蕾で一つだけ花を付けていた。晩秋の時期一番最後に咲くリュウノウギク。


黄色のヤクシソウも至る所で咲いている。        青紫の小さな花はヤマハッカ。




随分遠くでリンドウが咲き始たのを見つけたが近くまで寄る事が出来ないのでズームで撮影。







丈の大きなアザミがそこここで倒れて道中にまで花が伸びているので踏まないように注意しないと。


おまけはサブちゃんこと北島三郎のお家、公園を反対側から出た所にあり、園内を歩いている人に聞くとやはりこの辺りでは有名らしく誰でも直ぐに教えてくれる。


2014年10月16日木曜日

秋のバラ


まるで冬になったかのような昨日の寒さとは一転、今日は朝から晴れて気温も昨日より10度も高く絶好のお出かけ日和。調布野草園は冬の間は閉園、10月いっぱいで閉めるので今の内に行って来よう。

野草園入口前に青紫の花、多分アスターだと思うが台風で倒れてしまったのか。






入って直ぐ、小さな白い花はダイモンジソウ、花の形が「大の字」に似ている。
ピンク色のは『バラフェスタ』の会場で販売していたのを購入したが湿った山野に生える野草なので果たして来年まで持たせる事が出来るか?




5枚の白色はコシロノセンダングサ、シロバナセンダングサの別名もある。







園内にはホトトギスの花が至る所に咲いて、白花ホトトギスや黄花ホトトギスも見る事が出来る。




淡い紫色のカントウヨメナ、ヨメナは美味だそうだがこれは美味しくないようだ。

ホトトギスと一緒に園内で多く見たノハラアザミ。



華やかな八重シュウメイギク。

暗紫色のクサヤツデは日本固有の種、園内を廻っている男性の方に教えて頂いて分かった。
入口に鉢があったが花には気が付かなかった、葉がヤツデに似ている。


序でに園の方にアケビの実が上の方で割れているのを教えて頂いた。

帰りには真っ赤になったサネカズラの実を木から取って下さった。次に野草園に来られるのは3月の開園になってから。





水生植物園にやって来たが今の時期はミゾソバとツリフネソウが群生している。

フジバカマの仲間エウパトリウム・マクラツム。



神代植物公園の『秋のバラフェスタ』。平日にも関わらず沢山の人達が訪れて写真を撮っていた。



フジバカマの仲間のマルバフジバカマ、マルバの名前があるが葉が丸くなっているわけでは無く、フジバカマの葉が3深裂しているのに対して、普通の単葉であることから「マルバ」とされたそうです。

青紫のセキヤノアキチョウジ(関屋の秋丁字)、関屋とは箱根の関所の番小屋のことで、その辺りに多く生える事からの名。