昨日の東京は27日夜に吹いた木枯し1号の影響で朝から北風が吹きすさぶ寒い一日、そろそろ冬支度をしないといけないかな。
今朝の天気予報は降水確率0%の穏やかな晴天になりそうなので高尾山まで足を伸ばしてみようか。
京王線の発駅から往復乗車券とケーブル・リフト(往復 or 片道)がセットになったとくとく切符だと料金が2割引になるので券売機でこちらを購入。
高尾駅でJRからの乗り換え客がどっと乗車、全て高尾山に行く人達だが皆さんしっかり防寒対策をして冬の格好。
終点は次の高尾山口駅、ここからケーブル・リフト乗り場の清滝駅までは徒歩5分程。ケーブルとリフトは同一料金なのでどちらを利用しても良いが、少々寒いのを我慢すればリフトの方が断然景色が綺麗、しかし紅葉には未だ早いのでケーブルを利用。
上りは一番ポピュラーなコース、薬王院境内裏から入って行く1号路にした。
高尾山の天狗、右の団扇を持っているのが大天狗、左のカラスのような嘴は小天狗、別名烏天狗。
お天気が良いので山頂の見晴らし台からは雪を戴いた富士山がくっきりと見える。
休憩所の紅葉は赤く色づいていた。
下りは4号路の吊り橋コースを行く事にした。このコースは始めて歩くが結構な急坂で張り出した木の根と丸木を渡した階段とがずっと続いていてしっかり足元を見て歩かないと躓いてしまいかねない。
下りだったから未だ何とか歩けたが上りでは途中で息があがってしまうかも。
やっと吊り橋が見えて来た、ここまで来れば後は行きに通った浄心門まではほんの一息。
時間は未だたっぷりあるので「さる園・野草園」に寄る事に。
白のカワラナデシコは秋の七草の一つ。
ブラシのような花はサラシナショウマ、名の由来は若い葉を晒して食用にすることからきている。
紫色の花は猛毒のトリカブト。黄色のツワブキは花が少なく淋しくなった今の時期の野草園で一際目を引く。
天狗の団扇のような大きな葉に、三本の角を出した形の実はキレンゲショウマ(アジサイ科)。
そしてこれも反っくり返ったような形の面白い実はレンゲショウマ(キンポウゲ科)。
さる園のお猿さんは一頭毎に名前が付いていて園長さんが呼ぶと返事をしたりジャンプをしたりと、35分間のユニークなお話しは面白く時間があったら寄って見るのも良い。