2013年9月17日火曜日

ナンバンギセル


京都に多大な被害をもたらした昨日の台風だが、今日は抜けるような青空、晴天だが湿気がなく風が爽やかなので暑さはさほど感じない、そろそろ秋の気配。

昭和記念公園の銀杏並木、見上げればギンナンの実がビッシリ、足元に気を付けないと落ちた実を踏み付けてしまう。

ふれあい橋から右手をみるとヒマラヤスギが大きな実を付けている。
杉と言ってもスギ科ではなくマツ科なのでこれもれっきとした松ぼっくり、乾燥して割れてくるとまるでバラの花のようになる。









真っ直ぐ行くと「水鳥の池」、ここで道は左右に分かれているので右に折れると園路沿いに咲いているのはタマスダレ、ヒガンバナ科なんだ。
一本の花茎に花は一つだけ。
 

第二サークル斜面にナンバンギセルが咲いている。
他の植物の根に寄生して養分を取りながら生育する寄生植物、葉緑素を持たないので自分で光合成をする事が出来ない。
ススキ、チガヤ、サトウキビ、ミョウガ、ギボウシなどに寄生するが、これもススキの根元をかき分けて見つけた。
なかなかに見つける事が難しく、後ろから来たグループの方達に教えて差し上げたら皆さん寄ってきて熱心に観察していた。
万葉集では「思草(おもいぐさ)」の名前で登場します。



園路に戻って歩き始めると左手にシラハギの清楚な白。


花の丘のコスモスは未だ二分咲きと言ったところか、昨日の台風で茎が倒れてしまい園の方達が一生懸命に直していた。

タイトルもいつまでもヒマワリでもないのでコスモスに変えよう。
使用した写真は昨年の花の丘のコスモス、確か10月中旬頃だったので多分今年もその頃が一番の見頃になるだろうな。

花の丘で一休み後、こもれびの丘の散策路を一巡り。
ピンクの花はツリフネソウ、柄から垂れ下がる花の形が船をつり下げたようにみえることからついた名。


青紫の花の回りで大きなハチが飛び回っていたがこれはカリガネソウ、花の形を見ると別名ホカケソウ(帆掛草)の方がピッタリくる。

ヌスビトハギが実を付けている。この実を見ると、名前の由来が抜き足差し足の泥棒さんの残した足跡の形から来ていると言うのが良く分かるだろう。


ゲンノショウコの白とピンクの花。


紫紺色の実を付けているのはホウチャクソウ。地味で目立たない花はヤマホトトギス。


帰路はハーブ園を周る、センニチコウの後ろにはケイトウとキバナコスモス。
フロックスは別名オイランソウ、クサキョウチクトウとも言う。



ほぼ一回りして帰り道の噴水が見えるベンチで小休憩。平日にも関わらず今日は来園者が多かった。やはり夏の暑さも一段落で外出しやすい陽気になったからかな。


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