2013年9月30日月曜日

長池の南蛮煙管


ここ数日はお天気も安定し、気温も25〜26℃と昼日中に出歩いても汗をかく事もなく一番過ごしやすい時期だ。

長池公園西バス停からミニストップにかけての歩道脇の雑草地でナンバンギセルが咲いていた。




いずれも丈は小さいが大きな草に隠れている訳ではないので、一寸気を付けながら歩いていると誰でもそこかしこで見つける事が出来る。


この雑草地で目の届く範囲に咲いている。未だ蕾のもあるのであとしばらくは楽しめるだろう。
キノコもひょっこり顔を覗かせていた。






観察ゾーンのながいけの道、ナスビに似たとっても小さな花が青い実を付けていたがイヌホウズキか。
我が物顔にのばし放題蔓を伸ばしているのはヤブマメ。


イヌタデに似ているがそれよりは花数がまばらで形は大きく、色もイヌタデより薄く淡い桜色といった感じのハナタデ。

第一デッキに降りてみると満開のハチオウジアザミは茎が倒れてしまっている。
 
 

細かい花が一面に咲いているがこれはアキノウナギツカミ、花はママコノシリヌグイと良く似ているが葉が違う。




















田圃の古代米、神丹穂(かんにほ)という品種で、収穫したお米は表面が褐色。

湿地帯ではミゾソバが綺麗に咲いている、この花もママコノシリヌグイと良く似ているが、それよりは形も花の開き方も大きい。

ここでカメラの電池が切れてしまった、確認しないで出るとこういう事になる。
仕方が無いので周辺を一周したら帰ろうと思い、築池に出ると前方からウェディングドレス姿の花嫁さん。
傍らのタキシード姿の新郎と付き添いの方とでドレスの裾をつまんで歩いてくる。
公園お隣にあるコルトーナ多摩ウエディングヒルズで式を挙げたそうで、カメラマンさんが一緒に歩きながら写真を撮っていた。

2013年9月27日金曜日

深大寺ソバの花


すっかり秋めいて肌寒さを感じる今日の最低気温は17℃、長袖を着込んで調布野草園まで行って見る。
調布駅北口からミニバスに乗車、降りたのは柏野小学校バス停。
小学校を右側から廻った小道を5分程歩くと深大寺自然広場、その一角にある野草園は昭和59年に一般公開され約300種1万本以上の野草が植えられている。
鬱蒼としてヤブ蚊にあちこちを刺されてしまった。

白いミズヒキを見つけたがギンミズヒキだ。ミズヒキと一緒に咲いていたのはヤブマメ。


纏まって咲いていたのはシラヤマギク、花柱にも斑点があるのはホトトギス、下の方に黄色の斑紋がある。
タマアジサイの花期は7〜9月、蕾が玉のようになるのでこの名がある。



野草園の方に水生植物園への道を教えて頂いたが、歩いて10分程の距離と案外近いんだ。

水生植物園の歩道沿いにはヒガンバナ、花期は非常に短くもう終わり頃だ。赤色に囲まれて真っ白のヒガンバナ。
藤色の花はフジバカマ、ヒヨドリバナとそっくりだ。



水辺に咲いていたピンク色が綺麗なシュウカイドウ。








水生植物園の入口、トイレを挟んだ右側にソバ畑の看板がある。
登り道の途中に可愛らしい実を沢山付けていたのはクサギ、日陰にほんの僅かの花が残っていた。


登り切った平坦地が深大寺城跡、ソバ畑になっている。ソバの花は白くて可愛い花だ。
11月に収穫だが残念な事に一般の人の口には入らない、育てている深大寺小学校の生徒に地元お蕎麦やさんが手打ち蕎麦にしてふるまっているのだそうだ。











時間があるので深大寺門入口から神代植物園へ。
温室内ではショクダイオオコンニャクが随分大きくなっている。















ベゴニア・パルティータ・グレイス・ルプラとベゴニア・プセウドパルティータ・シルバースポッテッド。


ラン園に入ってみる。
 

キンギンソウは小笠原諸島・種子島以南に分布する日本の野生ラン、花は白からだんだん黄色に変化する。

黄色が綺麗なアサヒエビネは小笠原の父島・兄島のみに生育する固有種。
 

出口に咲いていたのはゴクラクチョウカ。












紫色の鮮やかな花はアゲラタムかな。









ピンクのカクトラノオ、薄紫の小花が集まって咲いていたのはシオン(紫苑)、別名オニノシコグサ(鬼の醜草)は今昔物語からの由来。
 

2013年9月23日月曜日

初秋の尾根緑道


三連休の最後、今日のお天気は朝の内は太陽が顔を覗かせていたが徐々に曇りがちになり、一歩外に出て驚いた。
なんと半袖では一寸寒いではないか、東京の最高気温24℃。

歩いていても風が冷たい、すれ違う人達も半分以上は長袖。
大田切池の傍に咲いていたアレチウリ、昭和27年にアメリカやカナダからの輸入大豆に種子が混入しているのが確認されたのが最初。
成長・繁殖力が強く侵略的外来種ワースト100に選定されているが、遊歩道脇の草地にも他の草木に蔓が巻き付いて縦横無尽に繁殖していた。
花の後には白い棘に覆われた金平糖のような実を付ける。
 







パークセンターでは秋のお月見の設え。


紫色の綺麗な花、しかしこれは世界最強の有毒植物であるヤマトリカブト、植物全体が毒を持っている。
ブタナは綿帽子を被っている。


遊歩道に出る階段脇の斜面には淡黄色のアキノノゲシ、春に咲くノゲシに対して秋に咲くのでこの名がある。









今日の尾根緑道は右手側に行ってみよう、こちらは多摩美大を通り国道16号に突き当たる。

遊歩道脇のムラサキシキブとシロシキブ。









ヒガンバナも随分あちこちで咲くのを見るようになった。
さらに行くとシロバナヒガンバナ、幾分ピンク色がかっている。


ママコノシリヌグイは他の草木に寄りかかりながら藪状に咲いている。
これも又おかしな名前だが、棘だらけの葉や茎からの連想で韓国では『嫁の尻拭き草』と呼ばれるとか、この草でお尻を拭いたら痛いだろうな。

イヌタデ別名アカマンマはこの花を器に盛り赤飯に見立てままごとに使った人は多いだろう。花期は6〜11月と随分と長い。


セイタカアワダチソウもこれから草地を占領してくる。雑草地に目立つ黄色はキクイモか。
 






眼前に拡がる広大な造成地、ススキの原になってしまっている。


白い花が纏まって咲いているのはイタドリかな。
空はいよいよ暗くなって今にも降り出しそう、ここで降られたら雨宿りする所もないので細谷戸橋からUタウン。


一粒、二粒と雨が顔にあたる、急ぎ足で帰りは近道の『鮎の道』に入る。
津久井往還とも言われ津久井で採れた鮎を江戸へ運んでいたことから「鮎の道」と呼ばれた。

鬱蒼とした道沿いに赤いヤマツツジが未だ咲いていた。

白い花はノコンギクかな、雑草に紛れての白は目に付きやすい。