2017年2月28日火曜日

不気味なラン

午前中は曇りがちの肌寒い陽気だったが、お昼ぐらいから日が差してきたので神代植物公園まで出かけてみた。
植物多様性センターで眼に付くのはフクジュソウばかり。

はるか高みで咲いているミヤマガンショウカ、以前は近くまで行けたが今ではロープで囲ってあるため、近くで見ることが出来ない。


神代植物公園の道沿いで壺型の可愛らしいアセビの花。この花が咲くと「春が来た」と感じる。











花いっぱいのカンザクラ。

キブシも開花直前、花房の形から別名:キフジ(黄藤)


はぎ園の道沿いでカメラマンが腹ばいになって撮っていたのはユキワリイチゲ。


一つだけ花を付けていたハナモモ。









梅園で皆さんが上を向いてカメラを構えていた。なんだろう? と思ったらメジロが来ていた。急いでカメラを向けたが撮れたかな?

マンサクの花2種。



サンシュユの別名はハルコガネバナ(春黄金花)




温室でプレウロタリス・タランチュラ、葉っぱの裏に不気味な花。これでもランの一種。

2017年2月25日土曜日

オウレン

このところ寒い日が続いている。日が差していても吹く風は冷たく外歩きもつい怠け気味。
薬科大の薬用園ではセリバオウレンが咲き始めているのでは? と思い暖かい午前中に出かけてみた。

岩の間からクロッカスの花が咲いているのを見て思い出したのは我が家のクロッカス。12月に球根を植えておいたが、やっと芽を出してきたばかり。花が見られるのはいつになるんだろう。
随分丈が伸びてきたセツブンソウ、項垂れているのばかり。


観察路の横道を入って行くと去年はキクザキイチゲが沢山咲いていたが葉も見えないのは? バイカオウレンの一群れがあった。花弁に見える5枚の白い部分は萼片。黄色の小さな丸い部分が花弁。中央の緑色の部分は花柱。



観察路沿いにセリバオウレン。花は雄花、雌花、両性花があり、中心部に暗緑色~暗褐色の雌しべのあるのが両性花。
真っ白いのが雄花、











黄色のナニワズも咲いてきた。オニシバリと呼ぶ地方もあるらしいが、オニシバリの花色は緑がかっている。

日当たりの良い斜面で咲いていたフキに似た葉のニオイカントウ。


フキの蕾、未だ開花していないがこんなのが足元にゴロゴロ。年毎に増えていっているような?


ワサビの近くにヒメリュウキンカ、花を見つけたのはこれだけ。これから次々に花を付けて一面黄色で覆い尽くされる。

温室でランの花。














ヒメオドリコソウと色の鮮やかなホトケノザ。春になると至る所で見られる山野草。
 

2017年2月13日月曜日

北公園の梅

相模原北公園には100種100本の梅があり、本数はあまり多くないが品種の多さでまるで梅の見本市みたい。
という事で今日は風もなく穏やかなお天気、そろそろ見頃になっていると思い出かけてみた。
梅林は奥まった場所にあり、いつもはあまり目立たないがこの時期は花の香りに誘われて、ウォーキングやマラソンやらの人達がいつの間にか集まって来た。

 柳川枝垂。                         淡紅色の中輪で芳香の強い文珠(もんじゅ)


鮮やかな蓮久(れんきゅう)。            花弁の裏側が紅色、表側は淡い色の八重旭(やえあさひ)


金筋梅(きんすじばい)。                 可愛らしい花一輪、森の関(もりのせき)




萼が濃い紅色の新平家(しんへいけ)、下を向いて咲いているのが多い。  旭滝枝垂(あさひのたきしだれ)


紅色が美しい未開紅(みかいこう)。               はぎの


藤牡丹(ふじぼたん)

やっと開き始めたミツマタと梅林の下でフクジュソウが。


2017年2月1日水曜日

スイートピー展

雨の全く降らない日が続いている。昨日も良く晴れていたが風が冷たく、ならば今日は多分風もおさまって暖かくなるだろうとの予想通り穏やかな日和。

大船植物園でスイートピー展が始まったので出掛ける事に。
大船駅からバス便も有るが歩いても15分程なのでやはりここは歩こう。
途中で見つけた郵便ポスト。現役なのか? ゴミ集積所の側なのでなるたけゴミが入らないように撮影。











10時半から鬼の扮装をした園長さんの案内で「花さんぽ」
「わらぼっち」で寒さ除けの囲いをした「冬ぼたん」
「寒牡丹」と「冬牡丹」は違うのだとか。
「寒牡丹」は二季咲きの品種で秋に二回目の蕾を出したもの。対して「冬牡丹」は春咲きの品種を促成栽培して早く咲かせたものなのだとか、何れにしても観ている分には違いは分らないが。



黄花セツブンソウと黄房水仙。


白いペチコートのような水仙はカンタブリカス。いっぱいの陽射しを浴びて誇らしげに咲いているのはラッパ水仙。


昭和44年、大船植物園で誕生。平成2年に地名の玉縄に因み名付けた「玉縄桜」
ソメイヨシノが基となった種で早咲きのソメイヨシノとも呼ばれている。


赤茶色の葉と薄紫の花はユキワリイチゲ。案内して頂かないと見落としてしまうくらいにひっそりと咲いている。


芝生広場で鬼のオブジェ。

今年は暮れの暖かさのせいで梅の開花も早いのだとか。


一際鮮やかな紅色は「鹿児島紅」、園では一番紅い梅。




特別に準備中の展示室を見せて頂いた。玉縄桜が綺麗に咲いている。


下向きの釣鐘型、濃い紅色は緋寒桜で沖縄では桜と言うとこの緋寒桜の事。温暖な気候の沖縄ではソメイヨシノは育成が難しいのだとか。



第1展示場で50品種のスイートピーの可憐な花達。






次は温室でヒスイカズラが咲いていると言われて行ってみる。
お皿のような形が面白いチャイニーズハット、その形からカップ・アンド・ソーサの別名も有る。

キューバ、パナマ原産のベニマツリ、花言葉は情熱。
花も花茎もオレンジ色でまるで珊瑚のようなメディニラ・スコルテキニー。



ヒスイカズラが沢山垂れ下がって咲いている。園長さんの解説ではこの色は受粉の為に媒介するコウモリが好む色なんだとか。咲き始めなので翡翠色が際立って鮮やか。


キンチャカとロドレイア(別名:シャクナゲモドキ)。


何とも面白い形のカルセオウリア、別名:キンチャクソウ。



花いっぱい、錦蝶。

来る途中、駅で地図を見ていたら声を掛けられた小父さん、大船観音で午後2時から豆まきをすると言っていたので時間も有るし帰りしな寄ってみる。





300円で豆を買って入る。みんなが持っている手提げ袋(中身はカップ麺)がジャマになるので要らないと思い「豆は要らない」と言ったがそんな訳にはいかないらしい。
ゲストとして
勢関、錦木関、五大路子、伊藤かずえ、ジャガー横田、三屋裕子、杉山祥子、大山加奈、春風亭ぴっかりさん達が3回に分けて撒いたが、一番拾いやすいのは中程。
私は後ろの方にいたがそれでも3袋ゲット。