2016年9月27日火曜日

山道散歩

先週は雨続きの1週間、やっとお天気も安定してきたが暑さもぶり返して、朝から炎天下。

長池公園夕日展望台の登り口でヤブマメの花が地を這うように咲いていた。
色づき始めたのはマユミの実、これからだんだんと赤くなって実が弾けてくる。


ガマズミは真っ赤になっている。

展望広場から望んだ景色。

70〜80センチ程も伸びている丈の高い植物はイヌコウジュか。




葉が笹に似ているチヂミザサ。




里山体験ゾーンの田んぼで古代米とカカシ。

水辺で咲いていたミゾソバ。                つくいけの道沿いのツルニンジン。


自然館前の鮮やかな色のセンニチコウ。
熱帯アメリカ原産のセイヨウフウチョウソウ、花姿が風に舞う蝶に見える事からの名。


地表の温度が0℃以下になると茎の根元に霜柱が出来る事で知られるシモバシラの花。高尾山では多様な形の氷の芸術、霜柱が見られる事で有名。

2016年9月17日土曜日

ハギの花

やっと晴れた! なんだか今年の夏は雨ばっかり、明日以降又もや、しばらくは雨続きの予報。

お散歩途中の道脇でハギの花? 葉っぱがハギにしては細長いような? 豆果が随分沢山付いている。帰って調べた処、北米原産の帰化植物アレチヌスビトハギと判明。
















草叢からツンツンと伸びているのはツルボ、野生種なので公園等で見るのよりは小型。



雨上がりのツユクサ。

ヤブミョウガの花、上の方では紫色の実が付いていたがあと少しすると黒に近い色になる。
零れ種が飛んでくるのかニラの花も道端のあちこちで咲いている。


畑の脇でヒガンバナとキバナコスモス。シロイロヒガンバナは薬科大の斜面で。



薬科大薬用園入り口のカワラケツメイ、ネムのような葉っぱ。










シソ科のシロネ。

アオイ科のローゼル、開花後、肥大した萼と苞は酸味があり生食できる。ジャムやゼリー、酒、ハーブティー等にも利用される。


足元が濡れているけれど観察路に入ってみる。

ミズヒキの赤と白。花の開いた所をなんとか撮ってみたが小さくて難しい、ボケてしまうな。



キバナアキギリは学名をサルビア・ニッポニカと呼ばれる日本のサルビア。











白色のハナシュクシャとニクイロシュクシャ。


白色のクズウコンはクズウコン科、淡いピンクのガジュツはショウガ科。どちらも大きな葉の陰から花を出している。


陸奥地方に多い事から付けられた名のオクトリカブト、トリカブトと名の付くのは殆ど毒性を持っているが、このオクトリカブトも世界で二番目と言われる強毒。

オミナエシ(女郎花)に対してオトコエシ(男郎花)はその姿が頑丈そうな事からだとか。




薄紫のシオン、「今昔物語」にも出て来る程、昔からある植物だが別名:鬼の醜草(おにのしこくさ)はちょっと可哀想。








黄色のシナガワハギ。江戸時代にユーラシア大陸から帰化したマメ科植物で品川付近に多かった事からの名。ハギ属ではなくシナガワハギ属で花は芳香物質のクマリンを高濃度で含むためハーブとして用いられる。








白い花の付け根に紅色の斑が入っているのはマキエハギ(蒔絵萩)、紫色の斑の入っているのがツルメドハギでメドハギとネコハギの雑種。


シソ科アキギリ属のタンジン、英名はチャイニーズセージ。

チョウセンゴミシの赤い実、果実に、甘、酸、辛、苦、鹹の五味のある事から付いた名。赤く熟した実を乾燥させたものから生薬を取り出す。


温室で咲いていたホシアザミ、葉がアザミのようにトゲトゲ、星型の白い花は涼しげで、つい摘んでしまいたくなるがこれは猛毒植物。白い汁液が1滴、目に付いただけで失明すると言われている。

2016年9月10日土曜日

シクンシ

雨ばっかりの毎日で、明日から又しばらくはっきりしないお天気になりそう。朝から晴天の今日は貴重な一日。小平の都立薬用植物園に行ってみた。

水中から糸のような細い茎を伸ばしているのは食虫植物のオオバナイトタヌキモ、ミジンコなどを捕らえて消化する。

サルビア・サクラプルコ、優しい色、サーモンピンクだから付けられた名前なのかな。


キキョウ科のツリガネニンジン、ほとんどの花は終わり頃で萎んでしまっていた。









レースのような花はヘビウリ、果実は長いものでは2mにもなる。熟して赤くなるのはカラスウリの仲間。原産地はインドで食用にもなるが、ヘビを思わせる不気味な形で野菜としては普及していないらしい。


オオベンケイソウ、近くから開いているのを撮ってみた。


真っ赤なゴジカ(午時花)、名前の由来は午の刻(昼の12時前後の2時間)に開花する事から。

花穂の先端のトンガリ部分で毛織物のラシャ(羅紗)を毛羽立てるのに用いたとされるラシャカキグサ。


アオイ科ワタ属のカイトウメン。繊維がワタの中で最も長くまた種子から離れやすく、シャツやハンカチなど高級な綿製品の原材料、シーアイランドコットンとして知られている。
ゴマの花と実、1個の実の中には40粒程の種がある。


上の方で黄色の花を沢山付けているのは落葉高木のオオモクゲンジ。

秋の虫の鳴く頃に咲くスズムシバナ、キツネノマゴ科。





温室内で咲いていたタイ原産のグロッバウィニティー、中心で目立っている紅紫色のは苞で脇から出ている黄色のが花。

とっても良い香りがするのはジャスミンのチュウコウボク(昼香木)、花は小さなラッパ型の白色。


頭上から甘い香り、駆虫薬として有名なシクンシ(使君子)が花盛り。