2015年4月27日月曜日

町田えびね苑


朝からの強い陽差しで暑くなりそうな予感、これからのお出かけには帽子は必需品。キンキンに凍らせておいたペットボトルを持って町田えびね苑へ。
町田駅から藤の台団地行のバスに乗り終点で下車、えびね苑の大きな看板が見えるのでゲートをくぐり南入口から入る方が楽だ。
今年の開園期間は4月22日〜5月10日まで、入園料300円。

約5万平方メートルの樹林地を利用してキエビネ、タカネエビネ、ヒゴエビネ等が植えられている。




このところ暑い日が続いたせいかクマガイソウは花の終わっているのがチラホラ。

湿生地ではサクラソウ科の花クリンソウ。四阿の近くでは丸いお餅を載せたようなユキモチソウ。


園内の出入りは券売所1箇所のみなので帰りもここから、来た方向とは反対側の北入口方面へと歩くが、こちらは階段が多く北入口から来る人達は皆さん青息吐息で汗ビッショリ。
ゲートまで階段を降りて行くと鎌倉街道を挟んで薬師池公園の裏口になる。

裏口からは又階段、降りきった所でシャガの花のお出迎え。











薬師池公園の三尺藤はこれからが見頃になりそう。その隣には八重黒竜藤。


たっぷりの陽差しを浴びて亀も甲羅干し?

池の周りをブラブラしていたらイロハモミジが沢山の花を付けていたが風に吹かれてなかなかシャッターチャンスがつかめない。


萬葉草花苑には万葉集に因んだ70種の花と260種の山野草が植生されている。

長池公園でホタルカズラを見つける事が出来なかったがここで咲いていた。咲き始めは赤紫で次第にコバルトブルーへと変わっていく。

ヘビイチゴとミツバツチグリの花は見分けが難しいが、これは実が成っていたのでヘビイチゴで間違いないな。


道端などで普通にみられるハハコグサ、毛の多い状態を「ほほけ立つ」と呼んで、ホホケグサがなまったと言われる。

その隣でオオイヌノフグリにそっくりな花、タチイヌノフグリの花は2ミリほどでオオイヌノフグリに比べて余りにも小さくよく目をこらして見ないと見逃してしまう。


ムラサキケマンも道端で良く見られる花、葉が人参のようになっている。

マイヅルソウは葉の形が鶴が羽を広げて舞っているように見える事からの名。


ナンテンショウ属のカラスビシャク、細い仏炎苞が柄杓の形に似ている。






とっても似ている花トキワハゼとムラサキサギゴケ。
トキワハゼは普通に道端で見られる植物で花の大きさは長さが約1センチ程で色も薄い。
一方ムラサキサギゴケは花色も濃く長さは約3センチ程で並べてみれば違いは一目瞭然。ここで見たのはトキワハゼがとっても小さかったので凡そ5倍位にも見えた。


2015年4月25日土曜日

卯の花


本日の天気予報では午前中晴れても、午後から落雷や俄雨になりそう。お布団を干そうと思ったが思い直して長池公園までのお散歩に出掛ける事にした。

今の時季結構あちこちでみられるシロヤマブキ、山吹に似ているがこちらは4弁花でシロヤマブキ属、山吹はヤマブキ属で5弁花。

フェンスに絡みついている鮮やかな黄色の花、甘い香りのカロライナジャスミン、しかしジャスミンの仲閒ではなく有毒植物であり「マチン科」に属する。


自然館の周りにウノハナ(卯の花)別名:ウツギが咲き誇っている。旧暦4月を卯月というのは卯の花の咲く季節から名付けられたとか。
唱歌「夏は来ぬ」で歌われているのがこの花。
 卯(う)の花の、匂う垣根に
 時鳥(ほととぎす)、早も来鳴きて
 忍音(しのびね)もらす、夏は来ぬ

ながいけの道脇に咲いていたジエビネ。

木道に貼り付いて咲いていたのはキランソウ、うっかりさんに踏み潰されないよう濃紫の色でしっかりと存在を主張している。



日本固有種のジュウニヒトエは雑草と思われているのか、以前小山内裏公園を通り抜ける途中で立派な株を見たが、下草刈りで刈られてしまい跡形もなくなっていた。

淡い紫色の花をつけるシソ科の多年草カキドオシ。花の時期、茎は立ち上がっているが花が終わるとみるみる茎を伸ばして地面を這い垣根を通り抜ける程に伸びる事からの名だとか。


カタクリ観察路に下りてみるとイチリンソウとホウチャクソウが咲いていた。


この頃になると空が暗くなり、雨もポツポツと降り始め自然館に避難しようかなと思いながら林の中を歩いているうちに雨は止んだのでほっと一息。

覆い被さる葉をそっと除けて見ると今年も咲いていたタマノカンアオイ、一寸不気味な花姿。

日本固有種のシダ植物シシガシラの新芽。


2015年4月23日木曜日

色、いろいろ


今年は3月、4月と雨続きのお天気で、花が咲いてもなかなか丁度良い日にちが合わず、後手後手に廻ってしまう。
昭和記念公園のチューリップも早くに見に行こうと思いながら結局は今頃になってしまった。
今年のチューリップは130品種22万球を渓流広場の水辺に植栽、水と緑とのコントラストは目を見張る美しさ、だが残念な事にやはり少し時期が遅かった。
歩くには半袖で丁度良いくらいの陽気、カメラ片手の多くの人達で賑わっていた。



数ある花の中でも色の豊富さと鮮やかさではチューリップが一番ではないかな。



はらっぱ西花畑に咲いているのは30万本のアイスランドポピー。

こもれびの丘のオキナグサ、白い雄しべが老人の銀髪に例えられての名。


青紫の花はラショウモンカズラ、名の由来は平安京の昔、羅生門に住み着いた鬼を渡辺綱が退治、持ち帰った鬼の腕に花の形が似ているからだとか。