2015年2月25日水曜日

セリバオウレン


2月も下旬ともなると随分暖かい日が多く、この3〜4日は10度台のお天気が続いている。
陽差しは出たり曇ったりと晴天とは言い難いが、まずまずのお天気。

日向では満開になっているオオイヌフグリとホトケノザ。

撫でたい程可愛い花「撫菜」(なでな)からの変化からついた名とも言われるナズナ、その名の通り春の野で可憐な花が風にそよいで咲いている。

草むらをかき分けると小さな小さなハコベの花。


薬科大の観察路を回って見る事に。
今頃になるとセツブンソウも随分茎が伸びて花も大きくなっている。












雪解けの季節、林床地の落ち葉をかき分けてむくむくと頭を覗かせてくるのはセリバオウレン、かたまって咲いている様子は線香花火のようだ。


スプリング・エフェメラルのひとつキクザキイチゲは俯いたまま。

遠くに紫色の花、やはりスプリング・エフェメラルのひとつのミスミソウが咲き始めてきた。


ナニワズ、沈丁花科で良い香りがするらしいが遠くで咲いている為此処までは香が届かない。

蕗に似たニオイカントウ。


光沢のある葉っぱの間から小さな花が沢山咲いているのはニシキギ科の常緑低木モクレイシ。

チップと落ち葉でフワフワの足元で紫色のフキが覗いている。


幹の間から野スミレも。


2015年2月10日火曜日

細長いラッパ


今朝は今冬一番の寒気だとか、昨日はただただ寒かったが今日は朝からの晴天と風が無いおかげで体感温度はそれほどではない。小平の薬用植物園まで足を伸ばしてのお散歩。

いっぱいの陽を受けている鮮やかな色のクロッカスはアヤメ科、花サフランとも呼ばれる。


茶色の松かさのような実はノグルミ。胡桃と言ってもノグルミは食べる事は出来ない、しかしリースにすれば趣があるかもしれない。

ロックガーデンに咲いていたのはスノードロップ。

遠くに何やら蕾? ズームにして見ると春を告げる雪割草が顔を覗かせて来た。


イワレンゲの葉。                    黄色が鮮やかなフクジュソウ。


セツブンソウが咲いているが花が僅かなので見逃してしまいそう。そして黄花セツブンソウは未だ蕾。


温室入り口にまるで細長いラッパのような花、キルタンサス・マッケニーのピンクと白花。ヒガンバナ科の球根植物。


蘭の花が4種。真っ白のが「銀世界」、「ミアケピエタ」、白の中にほのかなピンクの入っているのは雅子様のイメージで作られたという「プリンセスマサコ」、そして袋状の唇弁が特徴的な「パフィオペディラム」は女神のスリッパを意味する。



ローゼルの果実? アオイ科の花はクリーム色の芙蓉のような形。

垂れ下がって咲いている紅い花、ハナチョウジ(花丁子)は沖縄では年中開花しているメキシコ原産の植物。


ヒポエステス・アリスタータはアフリカ原産の花でキツネノマゴ科。


2015年2月4日水曜日

節分草


昨日、今日と風もなく穏やかな日よりで外歩きにはもってこい、天気予報によると明日は又雨か雪との事。
野川公園のセツブンソウがそろそろ見頃になっているかも? との思いから出掛けてみた。
野川公園とは調布、小金井、三鷹の三市にまたがる広大な公園で園内の自然観察園では野草や野鳥を見る事が出来る。
自然観察園の出入り口は一箇所のみで、自分で扉の開け閉めをするため初めての人は一寸分かりづらいかもしれない。
出入り口そばには案内図がありその時期に咲いている花が書かれているのでそれを頼りに見て歩く。

木道を歩いて行くと湿地でザゼンソウを見つけた。
達磨大師が座禅を組んでいるかのような姿が名の由来だが、この花は開花する際に肉穂花序(にくすいかじょ)という部分で発熱を起こし、その温度は30℃近くまでなるのだとか。

かたくり山で顔を覗かせているのはフクジュソウ。



蕾はまるで米粒をばらまいたかのようなセツブンソウ、三箇所で見られたが草丈が短いので撮影が大変、膝を突いて地面に這いつくばって撮っている。慣れた方は汚れないようにちゃんと膝当てを持参しているのか。


園内を当てもなくブラブラしていると水仙が咲いている一画に出た。




2015年2月2日月曜日

春の跫音


昨日の昼間は吹きすさぶ風の音で外に出る気が起きずに一日お籠りの読書三昧。
今日は朝から晴天、だがやっぱり寒い!!
先週30日に降った雪が日陰では未だ融けずに残りアイスバーンになっている。体慣らしに足元に気を付けながらのお散歩。

陽当たりの良い草地で、いつ咲き出したのか春の訪れを知らせるようにひっそりと咲く小さな花。

道端や空き地、土手などに咲く雑草のホトケノザ、濃いピンク色の可愛い花。別名のサンガイグサ(三階草)は真っ直ぐな一本の茎に段々とつく葉姿による。








青い花は春になると至る処で見られるオオイヌノフグリ。別名:瑠璃唐草、天人唐草、星の瞳の方がこの可憐な花にはピッタリだと思うのは私だけだろうか?


薬科大にやって来たが門前にはガードマンの姿、本日は試験の為立ち入り禁止、残念。

永林寺の裏庭にも未だ雪が残っている。

大栗川沿いに見た雪を頂いた富士山。