吉野梅郷の梅が綺麗になっているとの情報で立川から青梅線で行く事に。
天気予報によると今日は晴天で昼間は15度位になり暖かい日になるとの予報、それを信じて上着は薄手にして外に出てみると少々寒い。
失敗したかな? と思いながらも戻るのも業腹、そのまま出発。
青梅行きの電車はもの凄い混みよう、青梅で丁度停車していた奥多摩行きに乗り換えたが、これも又ぎゅうぎゅう詰め。
日向和田で降車、他の人達もみんなここで降りるので行く先はみなさん一緒。
一列になって梅の公園を目指す、人の後を付いていけば良いのでこれでは道を間違えようも無い。
「天澤院」の階段を上っていくと梅の絶景ポイント。向かいが梅の公園。
「梅の公園」は入園料200円。吉野の梅は2009年に梅の木では世界初とされる「プラムポックスウイルス」の感染が市内の梅園で見つかり、感染拡大防止の為に梅農家ではほとんど梅の木を伐採してしまい、観光用の公園内の梅の木だけがかろうじて残っていたが、それも今年4月には全て伐採、来年以降は梅まつりの開催は出来ない。
「プラムポックスウイルス」とは、モモ、スモモ、アンズなど核果類の葉や果実に輪紋や斑紋を生じ、奇形果、早期落果等が起きる。
このウイルスは、アブラムシや接ぎ木によって他のウメやモモなどに伝染し、一度感染すると治療法がない為、国内からの根絶をめざして感染樹の伐採が進められているが、昨年は、東京都を始め、茨城県、滋賀県、大阪府、奈良県のごく一部で感染樹が見つかり、ほとんどは青梅市から苗木または穂木が持ち込まれ栽培されていたものだとか。
20年程前に来た時には電車を降りた所から満開の梅の木が見られ、どこを歩いても梅の花と馥郁とした香りでまさに「梅の郷」の形容がぴったりだったが、今では名所の梅の木は言うに及ばず、どこもみんな伐採済。
吉川英治記念館まで行く途中の「中道梅園」で昼食を摂ったが一本の梅の木も無く何にも無い広場で皆さんベンチでお弁当を広げていた。
オープンガーデンを開いていたお宅で咲いていたミツマタ。
紫のクロッカスが綺麗に咲いていた。
「吉川英治記念館」の庭に咲いていたのはサンシュユの花。
帰りは二俣尾駅から乗ったが、帰りもやっぱりもの凄い混みようでまるで通勤電車並み。みんな梅の花の見納めにやって来たのかな。