2013年12月24日火曜日

赤い実


12月も後僅か、この所の寒波で冷え込みの厳しい日が続いているが今日は朝から陽が射して歩いているとそれ程寒さは感じない。

薬科大は今日が授業の最終日、冬休みに入ると薬草園は閉鎖されて入れなくなるだろうから本日のお散歩は薬科大周辺。

夏ミカンがたわわに実っているお宅があった、下の枝に付いた実は手を伸ばせば簡単に採れそうだがそのような不届き者はいないのかな。

日当たりの良い草地に咲いているのは日本水仙の清楚な花。


落ち葉の間から1輪顔を覗かせているのは冬スミレ、俳句の季語で冬菫、或いは寒菫等と使われるが厳密には冬スミレと言う種は無く、冬に返り咲くスミレ全般を言う。

真っ赤な艶々しているのはサネカズラの実、果実を漢方薬として使う事もあると言うので有毒ではないのだろう。


このオレンジ色の実はムサシアブミ、5〜6㎝程もある真っ赤な実が観察路のあちこちで見られるがやはりナンテンショウ属、有毒なので絶対に口にしないように。
















林の中を歩いているのは自分だけ、時々ガサガサッと音がするのは野鳥かな。

1m以上もの大きさになって立ち枯れているのはウバユリ、上から覗いてみた。


芽を出しているのはオンツツジ。











温室に行く途中のカレープラント、まさに正真正銘カレーの香りがするハーブ。














巨大なソテツの雄花が枯れて倒れている、実が成るのは雌花。

温室に入った途端もの凄い熱気と湿気で写真を撮ろうと思ってもレンズが曇ってしまってこの通り、何度拭いても駄目、ここでの撮影はあきらめよう。


2013年12月12日木曜日

枯れススキ


本格的に寒くなってきた今日のお散歩は長池公園、昼頃自宅を出たが日陰に入ると寒いのでマフラーが有り難い。

生垣に白い花と黒い実を付けているのは何かな?
丁度樹木の剪定をしていたお兄さんに聞いた所『カンツバキ、ヒメツバキです』と言い、そのお兄さんも自信が無いのか梯子の上にいた他の方に聞くと返って来たのは『マサキです』。
??やっぱり自分で調べるっきゃないかな、花の時期が少しずれているが特徴としてはマルバシャリンバイだと思う。

自然館前の黄色の花はカレンデュラ、和名はキンセンカ。
春に咲くのはオレンジ色のオフィシナリス種でトウキンセンカと呼ばれ、こちらはアルウェンシス種で本来のキンセンカ、「冬しらず」の名前がある。


可愛らしいシロヒメセンダンギクだがこのとげとげの実はひっつき虫になって衣服に付くと取るのがやっかいだ。

この黄色の花はどう見ても秋の七草の一つオミナエシだが、未だ咲いているのかな?


丸太を渡した階段も落ち葉に埋もれて足元に気を付けないと足を踏み外してしまう。












10月に収穫していた古代米の田圃、もう苗を植えてあるが二期作をしているのか。

枯れた蔓の間からボケの花が、鮮やかな赤色はすぐ目に付く。


遙か彼方の高木に鈴なりに成っている実は? ズームにしても良く分からないが野生の柿? 一つでも実が落ちていれば確かめられるのに。













ススキももう穂が開いてしまっていよいよ冬本番。



2013年12月9日月曜日

イルミネーション


12月に入っても毎日の晴天続きで夜になってもそれ程寒さを感じない。
毎年恒例多摩センターのイルミネーション、突き当たりに見えるのがサンリオピューロランド。

パルテノン多摩の階段前のキティちゃん。階段を上った先にあるきらめきの池には星とハート。


両脇の樹木が光で彩られたパルテノン大通り。

光の水族館


そろそろタイトル変更、使用画像は神代植物公園で撮影したボケの花。


2013年12月5日木曜日

特攻花


3日火曜日、ホームセンターへ行く序での回り道で戦車道路をお散歩。
落ち葉を踏みしめながら歩いて行くが、平日とあって歩いている人は余り見かけない。都心では考えられないような贅沢さ。












サザンカだけが爛漫と咲き誇っている。

この赤いサザンカも3週間程前には数輪の花だけだったのが今ではみっしりと花を付けている。

ジャスミンのような匂いのナワシログミ、虫に食べられてしまったのか葉のあちこちが欠けている。花に斑点があり花後の実にもこのような斑点がある。
実が熟すまで5ヶ月程もかかり、苗代の頃の5月に赤くなるそうだ。

5月頃から咲いていたヒメジョオンだがさすがにもう花がみられるのは僅かばかり。


毎日お晴天続きで今日なんて上着を着ていると暑い程、歩道沿いに咲いているのはやはりキクの花が多い。




真っ赤なチェリーセージのグレッギー。紫色はイングリッシュラベンダーの秋咲きかな。


ミツマタの蕾が付いてきた、咲くのが楽しみ。






太陽の下、鮮やかに咲いているのはテンニンギク。
太平洋戦争末期、九州知覧から飛び立った特攻機の中継地喜界島から沖縄戦へと出撃する特攻隊員たちは島の娘から贈られた野の花を空から落とし、或いは滑走路にそっと置いた。
その花の種が風に舞い、毎年滑走路周辺に咲き続け、いつしか島の人達はこの花を『特攻花』と呼び平和を願う花として大切にしていると言う。


2013年12月1日日曜日

神代植物園紅葉


12月初めての日曜日は朝から晴天のお出かけ日和、ダウンを着て出掛けた先は神代植物公園。

植物多様性センターに入って直ぐ目に付くナンテンの実、「難を転じる」ことにあやかり縁起物とされお正月のおせち料理の飾りに使われる。

初夏に淡緑の花を咲かせるアブラツツジが実を付けている。ドウダンツツジ科なので秋になると葉が真っ赤に染まる。


イヌコウジュはもう殆どが枯れている。
キンミズヒキの実、「ひっつき虫」の一つで衣服や動物にくっついて種を運んで貰う。



70〜80㎝程にも成長したイヌタデが未だ花を付けている。

道端に普通に咲いているコセンダングサ、これも痩果はひっつき虫になる。


真っ赤な実のマンリョウ。アシタバの実。


伊豆諸島ゾーンではイソギクが満開になっている。
覆い被さるようにハチジョウイタドリが、イタドリの変種で伊豆七島に見られる多年草。



神代植物公園の正門を入ると展示室前に色とりどりの菊。

ピンクの花はエリカ、英名ヒース。
アヤメにそっくりなモラエア・ポリスタキアは南アフリカ原産で11月から3月くらいに開花する。


山野草園に群生していたリュウノウギク、野菊の仲間だが花期は遅く晩秋に咲く。今の時期の野草園で咲いていたのはこの花だけ。

ストロベリーツリー、スズランのような可愛い花、苺の木が示すように果実は食べられるがやや酸味がありジャムや果実酒として利用される。


ケンポナシ(玄圃梨)の木に実が成っている。熟した実は自然落果、下に生い茂っている笹をかき分けると落ちた実が見つかる。しなしなと屈曲した茶色の実、一寸気持ち悪いがこれは食べられる。食べてみたが梨に似ているかどうかは兎も角シャリシャリした歯触りで甘い。


温室内に咲いていた黄色の花の高木はモクセンナ、炒り卵の木(イリタマゴノキ)の和名がある。








ヒポエステス・アリスタータはキツネノマゴ科でナイジェリアから赤道ギニアにかけて分布する多年草。

釣鐘状に咲いているディフルゴサ・コロラタもキツネノマゴ科、別名フリワケサンゴバナ(振分珊瑚花)。


赤い花糸を長く伸ばしているのはクレロデンドルム・インキスム、熱帯アフリカ原産のシソ科植物。













ばら園では秋のバラが未だ咲いている。

かえで園では多くの人達が散策を楽しんでいる。
12月15日まで「紅葉(もみじフェスタ)」で、16時〜17時までかがり火のような照明を照らします。



深大寺門を出て「鬼太郎茶屋」の前にある鬼太郎の家。