2013年7月27日土曜日

大賀ハス


この所梅雨の戻りのようなはっきりしないお天気が続いていたが、昨日あたりから、又、夏の陽気が戻って来た。
今日は薬師池公園まで大賀ハスを観に行こうと思い朝早くに起きた。日の出前に自宅を出るのは久し振り、斜面のあちこちにはマツヨイグサが咲いている。

マツヨイグサには多くの種類があるがこちらは花の形が小さいのでメマツヨイグサか、アレチマツヨイグサの別名もある。
マツヨイグサは月見草の通り名があるが、実際の月見草は夕方純白の花を咲かせ翌朝しぼむ頃に薄ピンク色になる。
太宰治が『富嶽百景』で黄色のオオマツヨイグサを「富士には月見草がよく似合ふ」と云った事からマツヨイグサが月見草として定着してしまったそうだ。

宵待草と云ったのは竹久夢二。
「待てど暮らせど来ぬ人を 宵待草のやるせなさ 今宵は月も出ぬさうな」
夢二が音感の美しさにこだわってこう云ったそうな。


朝早くにも関わらず薬師池公園には結構沢山の人達が散歩を楽しんでいるが私は大賀ハスの咲く蓮田に向かう。
土曜日なのでやはりハスを目当てのカメラマン達、随分早くに来るんだろうな。
ハスの花は早朝に開花、午後には閉じてしまうため観賞するには午前10時位までに来た方が良い。
8月4日(日)には観蓮会が午前6時〜7時まで開催、荷葉酒(かようしゅ)、荷葉茶(かようちゃ)が振る舞われる。



今年は葉の丈が高くならないようにしたとの事だが、それでもやっぱり大きい。葉の下にも綺麗に咲いているのがある。



咲き終わった後の花托と蕾、この位の蕾だと開花はあと4〜5日位。
バケツを持った子供達はザリガニ捕り。












フォトサロンへと続く道脇の花壇。

池の端で一休みしながら持参したおむすびでの朝食。
売店では朝採りの野菜を並べている、瑞々しく美味しそうなのでついトマト・シシトウ・オクラを購入してしまった。

リュックに詰めて公園内を梅林の方向に行くとサルスベリの花。
葉も花も白いのはヤマハハコ。



鋸歯状の葉はノコギリソウ、ノコギリの様な葉なので見分けは容易だが日本のノコギリソウは白花なので、鮮やかなピンク色は西洋ノコギリソウだろう。

ホオズキ(鬼灯)、実を死者の霊を導く提灯に見立てた。
地下茎および根にはヒストニンが含まれており、江戸時代には堕胎剤として利用されていた。
 

蝉の抜け殻があっちにもこっちにも、今年は暑さのせいなのか蝉の鳴き始めるのが早い。


涼しそうな薄紫のキキョウ。



2013年7月17日水曜日

レンゲショウマ


梅雨明け以降連日続いた猛暑も昨日・今日は一休みか、29度の気温がこんなに涼しく感じるなんて。
本日の天気予報は降水確率60%、空模様もなんとなく怪しげだが明日には又猛暑がぶり返すだろうと思い一応折り畳み傘を持って外出。

神代植物多様性センターにレンゲショウマが咲いている。
園のお姉さんのお話では3カ所で咲いているとの事で案内して貰った。今年は暑さの影響で例年より早く咲き始めたとか、元々深山で咲く花なので暑さよけに草で傘を作り日差しを遮っている。



その横の方にはヤブランがこれも日差しを遮るようにひっそりと咲いている。

それとは対照的に砂礫地帯にたっぷりの日差しを受けながら咲いているのはカワラナデシコ。
 

マユミの実、秋になると赤くなるのかな。











神代植物公園の入口にはエゾミソハギとミズカンナ。
 

山野草の小径に入って行くと強い香りが、ヤマユリがあちこちで咲いている。















色んな面白い形の実がある、これはミミガタナンテンショウの実、シキミも沢山の実を付けている。


コブシも実を付けている、秋にはみんな赤くなるんだな。










2m程もあるこれは草なのかな、幹は紅色でとっても可愛らしい花を付けているヨウシュヤマゴボウ。

池の畔でスイレンを見ながら一休み。

オレンジ色のトリトマ、ピンクと白のアメリカフヨウ。
 

芝生広場にハスの水槽が、ピンクの花の前では女性の方が写生に余念が無い。


一際大きなまるでアザミのような花、アーティチョークにも似ているがカルドンかな。

雑木林に入るとヤブミョウガが群生している。

深大寺門から出て5分程の所にある水生植物園。

ミソハギが満開になっている、木道沿いにはガマの穂。



道なりに歩いて行くとノカンゾウ、下の斜面に咲いているのはヘメロカリス。


水際にはハンゲショウの群落、花期が半夏生(7月2日頃)、或いは葉の下半分が白色なので半化粧とも言われる、花はとっても小さくて地味だが何とかズームで撮れるかな。


今日は涼しかったのであちこち廻るには比較的楽だったし、夕方帰宅直後5分もしないうちに雨が激しく降りだしラッキーな一日だった。

2013年7月10日水曜日

女郎花が咲いた


今日も夏真っ盛りの太陽がギラギラと照りつける中、帽子を被り水筒を持ってお散歩。
夏のお散歩は少し歩いただけでもう汗ビッショリ、小まめに水分補給しながらあちこち寄り道。

涼しそうな色はアガパンサスの花。
ピンクのミソハギ(禊萩)がもう咲いている、お盆の頃仏前に供えられる事からボンバナとも呼ばれる。
鮮やかなピンクはこれもマツムシソウの一種なのかな。

 

塀に絡みついて咲いていたカラスウリの花。
ジャスミンに似た香りのテイカカズラ(定家葛)、花の時期はそろそろ終わりか。
名の由来は式子内親王を愛した藤原定家が、死後葛に生まれ変わり彼女の墓に絡みついたと言う伝説に依る。


今日は何のお野菜があるかな? とのぞき込んだ農家の庭先には30㎝以上もあるキュウリが、ご主人の「こんな面白いのがあるよ」と言われて下を見るとお人形みたいに鎮座しているジャガイモが、これで一つ、くっつけている訳ではない。
 

ウイキョウが見上げる程に大きくなっている。
シロバナイブキジャコウソウの群れ。



クサキョウチクトウ2種、花が夾竹桃に似ている事からの名。別名オイランソウは花の香りが花魁の塗る白粉に似ているからだそうだ。


白い花が一杯咲いていた、近くに寄る事が出来ないのでズームで撮ったが6裂の花はコクチナシの一重かな。
カワミドリは草地に生えるシソ科の多年草、ハッカに似た香りがある。
秋の七草の一つオミナエシ、もう咲いているんだな。