2015年9月29日火曜日

オニバス


秋とは言っても日差しは未だ夏を思わせるような一日、水生植物園でヒガンバナが咲いているかなと来てみたが、一寸遅かったようだ。
一面に咲いているのはピンク色のツリフネソウ。
ミゾソバの花の開いているところを上から。




長く伸びた蔓を縦横無尽に絡ませているのはヤブツルアズキ。
葉っぱばかりが目立って花はいたって地味なヤブマオはイラクサ科。


道端、畑、荒れ地、至る処に咲くイヌタデ、別名:アカマンマ。
タデ科の植物の中でも比較的花の大きなサクラタデ、花姿が桜に似ている。


水生植物園から神代植物公園の裏門までは徒歩5分程度。
小さな飴玉のようなスズメウリの実と花。
 

萩園の中のハギのトンネル。

白色はマルバフジバカマ、蝶が蜜を求めてヒラヒラと、今にも飛び立たんばかりの姿勢。   タイワンホトトギス。


クマツヅラ科の花はとっても小さいが、結構な大木になっているニンジンボク。





蓮池では子供が乗れそうな大きな葉のパラグアイオニバス、直径1.5メートルにもなり、葉脈の間に空気がたまるため強い浮力を持つのだとか。

野草園ではアキチョウジの紫とピンクの花が咲いていた。


アキノノゲシは長い茎が倒れてしまっている。









温室は改修工事の為、来春までは休館、植物会館に移動しているハトランに花が付いている。花の中からハトが首を伸ばしているかのよう。


2015年9月21日月曜日

ナンバンギセル


5月のゴールデンウィークに対して、今年の秋はシルバーウィーク。19日(土)が休日になる場合、20日(日)・21日(敬老の日)・22日(国民の祝日)・23日(秋分の日)の5連休。次のシルバーウィークは2026年になるようです。
そしてこの連休中は連日の晴天続き、新しく購入したデジカメ(TG-4)の試し撮りをかねてのお散歩。

長池公園に行く途中の斜面にナンバンギセルが自生している。
何故この場所でこんなに自生しているのかは分からないが、草をかき分けてみると、丈の短い花がそこここで見つかる。



その中に混じって可憐なネジバナも。      アカツメグサを顕微鏡モードで撮影。


赤いがくの先に瑠璃色の実はクサギの実、青色の染色材料になる。











多年生草本のイタドリ、スカンポ等と呼ばれ、春の新芽の頃は茎が柔らかく食べる事が出来る。

駐車場脇に咲いていたノコンギク。


びっしりとキミノガマズミの実、枝の下方には未だ花が残っていた。
真っ赤な艶やかなガマズミの実、普通より大きめ?



葉が丸く大きい事からマルバルコウソウ。ルコウソウは糸の様な葉をしている。

第一デッキの湿地で咲いていた、先の方がほんのりとピンク色しているのはヤマミゾソバか?


葉に抱かれて黄緑の小さな花はタカトウダイ。






ヌスビトハギは花の後に出来る莢の形が盗人の足跡に似た面白い形になる。

ミズヒキの花の開いているのを撮ろうと思ったが風に揺られてあちらにユラユラ、こちらにユラユラ。


カタクリ観察路に降りて見たが足元が湿地でグズグス、キバナアキギリが群落を作っていた。

そしてその向こうにはノササゲの花。道の脇にはヤマホトトギスが随分咲いている。



2015年9月14日月曜日

リコリス


今年は8月半ばから雨ばかりのお天気で、夏はどこかへ行ってしまった。台風18号による関東・東北地方の記録的な豪雨は鬼怒川の堤防決壊等で茨城県常総市に甚大な被害をもたらしたが、台風一過で比較的このところは安定したお天気。
神奈川県の「花菜ガーデン」では8月中旬から9月中旬まで開花するリコリスが約130種あるとの事なので行って見ることに。アクセスはJR平塚駅、或いは小田急線秦野駅より、平塚〜秦野間を走る神奈中バス「平塚養護学校前」下車、徒歩約5分。

フラワーゾーン「春告げの小道」で咲いているヒガンバナ科のリコリス。
鮮やかなオレンジはショウキラン、薄紫のスジが綺麗なインカルナタ。


黄色のエリート、ピンク色したハルマッチ。


面白い名前は、のほほん。













寺田品種28番

寺田品種29番                      寺田品種34番


「風ぐるま迷図」ではクレマチス。これは良く見る事のあるクレマチス。



バラの枝に絡みついて可愛らしいベル咲き、クレマチス・ヴィオルナ系。




「槿花(ムクゲ)の小径」

八重咲き品種のシギョク(紫玉)、アカハナガサ(赤花笠)。


ピンク色のシュウメイギク。

薄いピンクの筋が入っているキキョウ。

チェルシー・フラワー・ショー100周年記念で「世紀の植物」のタイトルを獲得したフウロソウのゲラニウム・ロザンネイ。


500種類もの仲間を有する宿根アスター、これはユウゼンギクか? クジャクソウ?

熱帯性のスイレン、淡ピンク色はアウグスト・コッホ、紫はキング・オブ・サイアム。


「尾根見の池」のスイレン。


「薔薇の轍」を抜けた所にピンク色したセンニチコウが。


白い雲に届くかセンニンソウ。

赤い星のような形はルコウソウ、濃い赤・白・ピンクの花が柵に絡みついて咲いていた。










ジニアは初夏から晩秋にかけての長い期間花を咲かせる事から「百日草(ヒャクニチソウ)」とも呼ばれ鮮やかで豊富な花色。


帰りの道すがら、黄金色に実った田んぼを見ながら歩いていたら、稲の邪魔にならないように根元にオモダカの花が咲いていた。雌雄同株で真ん中が緑の玉のようなのは雌花、黄色の葯は雄花。