2014年9月23日火曜日

彫刻のある公園


秋分の日の今日も朝から晴天、但し明日からは台風16号の接近で又暫くは雨の予報。
出掛けるのは今の内とばかりに出て来たが何処に行こうか? 春にはカタクリで有名な片倉城跡公園だが今頃でも何か咲いているだろう。。。と思いやって来たが、はて? 入口は何処?
通りかかった方に教えて頂いて入った入口では彫刻のお出迎え。野外展示されている19体の彫刻は『北村西望賞』受賞作品。

内の一つ『アテネの戦士』、んん? 何かに似ているような? スターウォーズのダースベイダー?
















真っ黒な羽の蝶々。
暗紫色の傘が開いたようになっているのはノダケ(野竹)、但し竹の仲間ではなくセリ科シシウド属、シシウドに似ているがシシウドの花色は白。


園内は手入れのされていない雑木林の趣、雑草の中に一際背丈の高いのはコムラサキとタイアザミ。

足元にはピンクの可憐なミゾソバ。

アキノタムラソウも良く見るとあちこちに咲いているのに、雑草の陰に隠れてしまってつい見逃してしまう。


糸のような白い花はカラマツソウ? もう花の時期は終わり頃なのか僅かに残っているのを撮った。










今の時期、一番多く見かけたのはシュロソウ、暗い紫褐色の花色の為、うす暗い林道の中では風景に紛れてしまっている。


林の中、奥の方に白い花を発見、ズームにして見るとカシワバハグマだ、近くまでいけないのが残念。

雑木林を登り切ると急に開けた畑地に出る。その先には「片倉つどいの森公園」広場には陽射しを遮る木立がなく、休日の今日家族連れがテントを張ってバーベキューを楽しんでいた。

道端に咲いていたのはコセンダングサ。

2メートルを越す植物が我が物顔に茂っていた、花粉症の原因となるスギ、カモガヤに次ぎ第三位の悪名高きオオブタクサ。


一旦下まで降りてトンボ沼に綺麗なスイレンが、そして萩が見事に満開になっていた。


菖蒲田の脇にはガマの穂。


2014年9月15日月曜日

ナンバンギセル


三連休最後の空模様は曇り、でも雨は降らないだろうと思いナンバンギセルの花を探しに出掛ける。
一番多く見られるのは、長池公園西バス停からコンビニまでの道沿いの斜面でいつも今頃咲いている筈。

斜面に一際目立つ黄色の花、ハナニガナに似ているが時期的に見るとヤクシソウではないかな?










車道沿い一帯の斜面に自生しているナンバンギセル、草むらをかき分けると小さめの花の姿を次々に見つける事が出来る。



一昨日の13日、昭和記念公園のこもれびの丘で見つけたナンバンギセル、こちらの方は手入れがされているのか幾分花が大きい。

こもれびの丘ではカリガネソウが群落を作っていた。

長池の道で咲いていたオトコエシ、黄色の花のオミナエシに対して白色のオトコエシ。
俗説では古代、女性は黄色の雑穀飯を食べていたので、黄色の花をつけるほうを「女飯(おみなめし)」、男性は白米を食べていたので白い花をつけるほうを「男飯(おとこめし)」と呼び、そこから転訛したとか。

ヌスビトハギも初秋の山野でよく見かける花。


柵に巻き付いているのはノササゲ、熟した果実は綺麗な濃紫色だとの事なので晩秋に来てみたい。




築池から田圃に行く道沿いで咲いていたのはヤマホトトギスか?
或いはヤマジノホトトギスか?
調べた所によると、ヤマホトトギスの花は茎頂に散房花序で付き花被の反り返りが大きく先が下を向く。
一方ヤマジノホトトギスの花は葉腋に付き花被の反り返りが平らになる程度とある。
ならヤマホトトギスかな? と思うのだが雄蕊の下の方にも付く紫斑点がない?


他の木に巻き付きながら下を向いて咲いているのはツルニンジン、別名:ジイソブ(爺のそばかすの意)。


田圃で作っているのは古代米、稲を見守る案山子は里山クラブの皆さんと子供達の力作。


2014年9月9日火曜日

ヘビウリ!


不安定なお天気が続いている関東地方だが今日は朝からすっきりと晴れたお洗濯日和、ベランダにいっぱいの洗濯物を干した後は“さぁ〜、出掛けよう”と出て来たが駅には聖蹟桜ヶ丘〜百草園駅間での自転車の接触事故の立看板、“京王線の事故多いな〜”
小平の都立薬用植物園へは多摩モノレール経由なので影響は無い。自宅を出るときは北からの風が寒く感じられ長袖を着て出たが、歩く内に暑くなり脱いでしまった。

タツナミソウに似た紫色のコガネバナ、草丈はタツナミソウより遙かに大きく30〜40センチ程にもなって群生していた。

コウホンはセリ科の多年草、根を乾燥させたものを生薬とする。


キキョウ科の植物ツリガネニンジンは花が釣鐘状、根が朝鮮人参に似ている事からの名。春の若芽は山菜として食する。

ピンク色の可憐な花がオオベンケイソウ? 切り取って数日おいても枯れないほど強いことを“弁慶の立往生”の弁慶に例えたのだとか。


2メートル以上もある草丈で他の植物を圧しているのはスギモリケイトウ。

クネクネと蛇がとぐろを巻いたような形のヘビウリ、実は食用になると言うがチョット遠慮したい。カラスウリのようなレース状の綺麗な花を付ける。

鮮やかな花色はモナラベンダー。



ツノゴマの花と実。若い果実はキュウリ等のようにピクルスとして食される。
実の形から別名:ユニコーン・フラワー(一角獣花)、しかしこの実が成熟するにつれ中身は木質化、角状部分が二股に裂けて鉤状の角になり野生動物にとっては危険きわまりない事から「悪魔の爪」とも呼ばれる。


ソナレマツムシソウのソナレとは礒馴れの意味で海岸に生育する為背が低く葉が厚い。

茎が長く立ち上がった形のタチフウロ。


ヘディキウム・コロナリウムは別名:ジンジャー、ショウガ科特有のスッキリとした香りはいつまでも嗅いでいたい。









葉が丸くて大きいのはマルバルコウ、糸のように細くなっている葉はルコウソウ。













ゴマ科のケラトテカ・トリロバ、英名はワイルドフォックスグローブ。葉を揉むと炒りゴマのような香りがする。
















温室内のインドジャボクの花と実、実は熟すと黒くなる。


ミッキーマウスノキ、赤くなっているのは萼片。

バルビネ・フルテッセンス オレンジイエローは別名:ハナアロエとも言うがユリ科。


アカバナはアカバナ科の本家本元の花だが、他のアカバナユウゲショウやヒルザキツキミソウ等と比べると小さく地味で目立たない花。名の由来は秋になると葉や茎が紅葉する事から。