2014年7月1日火曜日

幻の花 七段花


毎日不安定な天気模様、今日も関東地方では落雷や急な雨の予報があるので遠出は控えた方が無難。
しかし北からの風が吹いた為か朝から比較的凌ぎやすい今日のお天気。

久し振りに薬科大まで行って見る事に。
甘い香りを放っているのは真っ白の八重クチナシ。八重ヤマブキは最後の花を茎の先に付けている。


ムラサキカタバミがかたまって咲いていた。イモカタバミに非常に良く似ているので間違いやすいが、ムラサキカタバミの中心にあるおしべの葯が白に対して、イモカタバミのおしべの葯は黄色、花色もイモカタバミの方がピンク色が濃い。

ノウゼンカズラ科の高木、キササゲは果実・種子がマメ科のササゲに似ている事からの名。

キャットニップ、別名:イヌハッカは多年草のハーブ。その名の通り猫が大好きな草。


晩秋になると濃紺の綺麗な実をつけるジャノヒゲ。      ハナイカダの実。


カッコウチョロギ、漢字で書くと郭公草石蚕。草石蚕は丁呂木とも書かれる。お正月のお節料理に出てくるチョロギの塊茎は梅酢で漬けた赤い巻貝のような形をしている。
カッコウチョロギの方はヨーロッパ原産でこちらは鎮静薬、ハーブとして用いられる。

セイヨウナツユキソウは甘い香りがあり、英名ではメドウスィートと呼ばれる。

ピンク色のバシクルモン、名前はアイヌ語からきている。北海道小樽に近い忍路(おしよろ)海岸の周辺にある事からオショロソウの別名がある。


有毒植物のナス科、ヒヨスは別名:魔女の草とも呼ばれる。毒性が強いのでこの植物に触ったら必ず手を洗う事。

メハジキの白花。        


ゴマ(胡麻)の花ってこんなに綺麗なんだ!。

白とピンクの花が一緒に咲いているのはペラペラヨメナ、咲き始めが白で次第にピンク色になってくる。


ヤマアジサイの一種シチダンカ(七段花)はシーボルトの「日本植物誌」に採録されて以来、実際に見られる事のない「幻の花」とされていたが、1959年六甲山系で再発見された。
ヤマアジサイの装飾花の萼片が重弁化したもの、との事だが下を向いてしまっている。


観察路途中に咲いていたのは宮尾登美子の「天涯の花」で有名になったキレンゲショウマ、近くまで行けないため自分のカメラではこれが精一杯。
何しろ連日の雨で雑木林の道はぐしゃぐしゃになっており、湿気で半袖の腕はヤブ蚊の攻撃にさらされっぱなし、途中で引き返した。









オオセンナリの蕾と花が開いた所、センナリホオズキより大きい実を付ける。

見逃してしまいそうな小さな小さな花クマツヅラは古くから日本の野に自生している。別名のバベンソウ(馬鞭草)は穂状花序を馬の鞭に見たてて付けられた名。


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