2014年2月13日木曜日

都立薬用植物園


東京は8日(土曜日)の記録的とも言える大雪で未だにあちこちに融けていない雪が残っている。
ドアの前まで吹き込んで来たのは初めて、9・10日と雪かきで何とか歩く程の道だけは作ったが、その後のお天気は晴天とは言えず雪面を撫でてくる風でまるで氷室にいるかのよう。
今日もやはり太陽が顔を覗かせるのはちらほら、でも風が無いのでそれほどの寒さを感じないし予報では又明日から雪が降るとか、外歩きをしないと体がなまってしまう。
小平にある都立薬用植物園は西武拝島線東大和市駅のすぐ前にある。入園料は無料。

園内は未だこんなに雪が残っている、セリバオオレンが咲いている筈だが案内の方に聞いたところ雪の下になって見られないとの事。










とにかく一回りして、紅梅は早咲きなので随分花を付けているが白梅はまだほとんど蕾。


花全体が黄色のはソシンロウバイ、中心部が暗紫色になっているのがロウバイ。


鮮やかな色のフクジュソウ。


セツブンソウは雪を払って見られるようにしておきました、と言っていた。キバナセツブンソウも一輪綺麗に咲いていた。


水生植物区のザゼンソウ(座禅草)、茶色の苞の中にある白いのが花、「座禅を組んだ“達磨大師”」に見立てた事からの名で別名:達磨草。


温室の入口に食虫植物のようなランの花、パフィオペディルムは女神のスリッパ(サンダル)を意味する。


真っ黒に見えるディスコロール、正確にはダークブルーなのだそうだがどこから見ても黒のセージ。

その隣で淡いピンクのコルチカム。


海老の尻尾のようなコエビソウ、下から撮ってみた。まるでダンスをしているようなトウワタ、南アメリカ原産。



ハーデンベルギア・ヴィオラケアは蔓性の常緑樹。ヴィオラケアは「すみれ色の」と言う意味。小町藤の別名もある。

根の形状が蛇に似ているとか、或いは古来インドで毒ヘビによる咬傷の治療薬として根を用いたとか言われるインドジャボクの赤い果柄。


チリメンナガボソウ(縮緬長穂草)はとっても小さな濃紫の花。

腎臓病などに用いられるクミスクチンはマレー語だそうだ、和名はネコノヒゲ、ぴったりだ。


菩提樹・沙羅双樹とともに、仏教の三大聖樹とされているムユウジュ(無憂樹)、天井に届くほどの高木だが25m程にもなると言う。









これも面白い形のセイロンベンケイ、葉のふちから芽がでるのでハカラメとも呼ばれる。葉っぱ一枚の状態から育てる事が出来る。











枝を折ると多量の樹液がでるとされるショウベンノキ、こんなに可愛い花なのに可哀想な名前、アップで撮って見た。


純白のアマゾンユリは結婚式のブーケやコサージュに使われるとか。別名:ギボウシズイセン。


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