2014年2月26日水曜日

百草園の梅


昨日から一気に暖かくなり、そうなると梅の花はどうなっているのかなと気もそぞろで思わず電車に飛び乗ってしまったが、車内で今日が水曜日であることに気が付いた。
大体どこも月曜か水曜が休園日のことが多い。
百草園駅のホームで確認して、休みだったら他に行こうと駅に掲示してあるチラシを見てみるとやはり水曜休園、しかし梅まつり期間中は無休とあったのでここで降車。
駅からは徒歩10分程だが、途中からかなりな急坂、運動不足の身体には少々堪えるが、途中にある「あと150m」などと書いた貼り紙に勇気づけられやっと正門まで。
途中にあったこれは表札が出ているので個人のお宅らしいが。











正門を入ると直ぐに階段、園内も登ったり降りたりと足元に気を付けながら歩く。











ロウバイはそろそろ終わり、ここは古木が多いので樹木の姿が良く風情が感じられる。




紅色の梅はヤエカンコウ(八重寒紅)、早咲き品種。


淡い紅色のはミカイコウ(未開紅)、これも早咲き品種。

一際濃い紅色一重はベニチドリ(紅千鳥)、遅咲き品種なので未だ蕾の方が多い。


後ろの建物は松蓮庵、お蕎麦などの食事をとる事が出来る。












三檪庵(さんれきあん)に入ってみるとつるし雛が飾ってある。



よじれた紐のような花はマンサク。


今年初めて見たオオイヌノフグリ、この花が咲くと春がやって来たと感じる。

花茎の短い寒咲きアヤメは花が葉の中に埋もれてしまっている為、気付く人も余り無くひっそりと咲いている。



2014年2月23日日曜日

大雪から一週間


洗濯をして干したものの午前中は薄曇りで肌寒く、屋内に取り込もうかなと思いながら昼食を済ませている内に、陽が射してきて心なしか気温も上がってきたような。
記録的な大雪から一週間、さすがに駅までの道は溶けきらない雪が両脇に堆く積もってはいるが歩くのにはさほど不自由はしない。




しかし余り人の通らない道はまだこんな有様。足元はシャリシャリと音がして滑らないように気を付けないと。






富士見台公園もまだこんなに雪が残って、子供達にとっては滅多に出来ないソリ遊び。

階段に積もった雪は滑りやすいので慎重に一歩づつ。
歩道脇のミツマタも根元はすっかり雪に覆われているが、大分蕾を付けている。
一本だけ膨らみかけた蕾を付けている木があったが、この寒さでは花の見頃はもう少し先になるだろう。



おおぐり川遊歩道は全く雪に埋まってしまって、マラソン人達は上の車が通る道を走っていた。
雨でも降れば一気に溶けてくれるのだろうが、これでは暫くお散歩もままならない。


2014年2月13日木曜日

都立薬用植物園


東京は8日(土曜日)の記録的とも言える大雪で未だにあちこちに融けていない雪が残っている。
ドアの前まで吹き込んで来たのは初めて、9・10日と雪かきで何とか歩く程の道だけは作ったが、その後のお天気は晴天とは言えず雪面を撫でてくる風でまるで氷室にいるかのよう。
今日もやはり太陽が顔を覗かせるのはちらほら、でも風が無いのでそれほどの寒さを感じないし予報では又明日から雪が降るとか、外歩きをしないと体がなまってしまう。
小平にある都立薬用植物園は西武拝島線東大和市駅のすぐ前にある。入園料は無料。

園内は未だこんなに雪が残っている、セリバオオレンが咲いている筈だが案内の方に聞いたところ雪の下になって見られないとの事。










とにかく一回りして、紅梅は早咲きなので随分花を付けているが白梅はまだほとんど蕾。


花全体が黄色のはソシンロウバイ、中心部が暗紫色になっているのがロウバイ。


鮮やかな色のフクジュソウ。


セツブンソウは雪を払って見られるようにしておきました、と言っていた。キバナセツブンソウも一輪綺麗に咲いていた。


水生植物区のザゼンソウ(座禅草)、茶色の苞の中にある白いのが花、「座禅を組んだ“達磨大師”」に見立てた事からの名で別名:達磨草。


温室の入口に食虫植物のようなランの花、パフィオペディルムは女神のスリッパ(サンダル)を意味する。


真っ黒に見えるディスコロール、正確にはダークブルーなのだそうだがどこから見ても黒のセージ。

その隣で淡いピンクのコルチカム。


海老の尻尾のようなコエビソウ、下から撮ってみた。まるでダンスをしているようなトウワタ、南アメリカ原産。



ハーデンベルギア・ヴィオラケアは蔓性の常緑樹。ヴィオラケアは「すみれ色の」と言う意味。小町藤の別名もある。

根の形状が蛇に似ているとか、或いは古来インドで毒ヘビによる咬傷の治療薬として根を用いたとか言われるインドジャボクの赤い果柄。


チリメンナガボソウ(縮緬長穂草)はとっても小さな濃紫の花。

腎臓病などに用いられるクミスクチンはマレー語だそうだ、和名はネコノヒゲ、ぴったりだ。


菩提樹・沙羅双樹とともに、仏教の三大聖樹とされているムユウジュ(無憂樹)、天井に届くほどの高木だが25m程にもなると言う。









これも面白い形のセイロンベンケイ、葉のふちから芽がでるのでハカラメとも呼ばれる。葉っぱ一枚の状態から育てる事が出来る。











枝を折ると多量の樹液がでるとされるショウベンノキ、こんなに可愛い花なのに可哀想な名前、アップで撮って見た。


純白のアマゾンユリは結婚式のブーケやコサージュに使われるとか。別名:ギボウシズイセン。