2015年6月25日木曜日

ユリの饗宴


今日は一寸遠出をして所沢ゆり園までやって来た。小金井駅から多摩湖線で西武遊園地へ、ここからは山口線(レオライナー)で2駅の西武球場前まで。平日だからなのか遊園地は閑散として乗物も運転しているものは無いようだが休園日なのかな。

西武球場前からは徒歩3分でゆり園へ。入園料大人1,100円だが開園10周年だとかで、名前に「ゆり」「リリイ」の付く人は入園料10円。

噎せ返るような香りに迎えられて。


1周約1,000mの自然散策コースを廻ることに。右側の斜面には純白の群落。左に目を転じればとりどりの大輪のユリ。



今頃は早咲きのスカシユリと遅咲きのハイブリッド種が入り乱れて咲いている。


上の方まで行くと休憩所でテーブルがあるのでここでゆりを見ながらの昼食。ゆり根のてんぷらを食べる事が出来る。
時折吹きすぎる風が心地よいのでつい長居してしまう。

イヌを連れた奥さんとお喋りに興じて、何とシーズン中に5回も訪れたと仰っていた。


反対方向のらくらくコースから上った方達が休憩しているベンチからも、眼下にユリの饗宴を見渡す事が出来る。

 



2015年6月14日日曜日

アジサイ色々


梅雨の代表花はやはりアジサイ、雨上がりのアジサイを撮りたいと思いながらも結局は日にちの都合が付かなくて、昨日13日の土曜日、カンカン照りの中、相模原市北公園にアジサイを見に出掛けた。
土曜日とあってコミュニティバスはすし詰め状態、何とか乗ることが出来た。

アジサイは相模原市の花に指定されているだけあって、アジサイの名所がいくつもあるがなんと言っても種類の多さで北公園が圧巻だろう。


純白のアナベルや柏葉アジサイのハーモニー。


早めに来た甲斐あって見事な色合いに目を奪われる。



豪華な西洋アジサイだけでなく日本自生種のガクアジサイも多くある。






2015年6月6日土曜日

どこが違うの?


昨日の夕方から夜にかけてまとまった雨が降ったおかげで、今朝は心地よい風が吹いている。
予報によると次第に晴れてくるとの事なので、お散歩にはもってこい。戸外に出ると一寸肌寒いが歩くには丁度良い。

薬科大の池には睡蓮の花がいっぱいに水面を覆い尽くしている。

観察路に入ってみるとギボウシが雨に打たれたのかみんな茎が横倒しになっている。

圃場ではジャガイモが花を付けていた。


キンポウゲ科のクロタネソウ、風船のような果実が熟して裂けると黒いタネが出てくる。


砂浜に生える海浜植物のハマビシ、環境省の絶滅危惧IB類に指定されている。

ヨーロッパ原産のキク科植物セイヨウノコギリソウ。


色もカレー色、香りもまんまカレーのカレープラント。

花型が燕の飛ぶ姿に似ている事から付いた名のツバメズイセン、メキシコ・グアテマラに1種があるのみ。


とっても判別の難しい花にヒペリカム・カリシナムとビョウヤナギがある。
一寸ダレてしまっているが、おしべの先端の色がオレンジ色になっているのがヒペリカム・カリシナム。
ビョウヤナギのおしべは先端まで花と同じ色の黄色。


真っ赤な花火のような花はヒガンバナ科のハエマンツス・ムルティフロルス。

湿った台地に群生し「草原の女王」などと言われるセイヨウナツユキソウ。


ピンク色の花が咲き始めてきたのはシソ科のカッコウチョロギ。

日本固有種のバシクルモン、アイヌ語の「パスクル(=カラス)」+「ムム(=草)」の転訛したもので海岸の草地に生育する。


漢方薬のマオウ、茎の部分を漢方薬として使用するが花はいたって地味。







青紫の可憐な花はアマ、茎の繊維はリネン製品となる。古代エジプトでは、5000年前には既に栽培されて、 ミイラを巻いた布として知られている。

キジムシロ属のヒロハノカワラサイコ。            畑で咲いていたナスの花。


道端で咲いていたのはキキョウソウ、草丈は40㎝程にもなり石畳の間から茎を伸ばしていた。









富士見台公園でアジサイのような薄ピンク色の花がたくさん咲いていた。シモツケは下野国、今の栃木県で最初に発見されたことからの名。こちらは木でよく似た花のシモツケソウは草。