暑い程だった昨日のお天気とは一転、ベランダから見た今朝の風景はうっすらと雪模様。
郷土の森のロウバイを見に行こうと思いながら、なかなか日にちが合わなくて行けずにいたが、思い切って出掛けてみる事に。
分倍河原駅からバス便もあるが今回は歩いてみる。分倍河原駅南口バス・タクシーロータリー前のショッピングセンター『MINANO』を通り抜け左方向に直進、第三小学校前の信号を渡るとこんな案内板があり下河原緑道に入ったのがわかる。
多摩川の砂利運搬を目的として明治43年に国分寺・下河原間に開通した下河原線は大正5年には軍用鉄道、9年には国有の貨物線となり昭和8年には東京競馬場の開設に伴い支線が設けられ、競馬開催日には旅客業務も行った。
その後通勤専用電車として利用されたが昭和48年に武蔵野線の開通により旅客を、そして51年には貨物線も廃止となった。
下河原緑道は廃線跡を利用した3.4㎞程の遊歩道、真っ直ぐ歩いて行くと自然に郷土の森博物館に着くが所々で標識が出ているので迷うことはない。
緑道沿いにポツポツと白い花が咲いていたがユキヤナギ? ユキヤナギは春の花だがたまに冬にも狂い咲き(?)するとか。
郷土の森公園の奥まった場所にあるのがロウバイの小径、約100本のロウバイの木がある。
花弁が丸く花色の濃い満月ロウバイ、素心ロウバイは剣弁でレモンイエローだが近年では中間的なものがあり区別が難しくなっているのだとか。
原種のロウバイ、和ロウバイとも呼ばれ花の中心部が暗紫色で花の形も小さい。
広大な梅園だが殆どは未だ未だ未開花、その中で二分ほど開花の白梅は八重野梅(ヤエヤバイ)。
そしてこちらも野梅系の八重寒紅(ヤエカンコウ)。
ポツポツと咲いている冬桜。