一昨日までの殺人的な猛暑日に比べたら、31度の昨日・今日はまるで避暑地にいるかのよう。窓を開けていると涼風が通り抜けて久し振りにクーラー不要の一日。
小平にある都立薬用植物園に行くために多摩モノレールに乗車、何時もは学生で満員の車内も今日は夏休みの為かガラガラ。
白いモシャモシャとしたヒゲを生やしているのはオオカラスウリ、カラスウリの中では一番大きな実を付ける。
2メートル以上もある蔓性のフジマメの白花、インドでは3000年前から栽培されていたと言う。
秋になると赤いリンゴのようになるオオサンザシの実。ポールに絡みついている鮮やかなキクイモモドキ。
葉がビロードのようなビロードアオイ、英名がマシュマーロ、お菓子のマシュマロはこの根からとれるネバネバの液体を混ぜて作る。
ナツフジとも呼ばれるサッコウフジは絡み合った蔓がぐんぐん背丈を伸ばして、樹下の休憩用ベンチでは三脚カメラを持った男性が一休み。
兎のしっぽみたいにフワフワしているのはノゲイトウ。
淡紫色のセイヨウニンジンボクは乾燥した果実が健康食品やハーブティー等に用いられる。
イヌタデのような花、でもそれよりは遙かに大きく2メートル程もあるオオケタデ。
紐が垂れたようなのはヒモケイトウ、葉が赤くなっているのはスギモリケイトウ。
茶色の葱坊主みたいになっているのは何? エキナセア・パリダ(ムラサキバレンギク)の花片が落ちてしまったところ。
オクラに似た花を咲かせるトロロアオイの根は和紙に使う糊、或いはかまぼこや蕎麦のつなぎにも利用される。
江戸時代に毒虫や毒蛇、とくにハブに咬まれたときの民間薬として導入された事が名の由来になっているハブソウ。
2メートル以上もあるタバコ(煙草)の花、養分を葉に回すため、タバコ栽培では花は咲かせないで摘んでしまう。
紫色の花が咲き残っていたのはサラダとして使用されるチコリ。
ゴーヤ、ニガウリの呼び名の方が知られているツルレイシ。
ラシャカキグサの花と花後、形が面白い事からドライフラワーに用いられる。
海のネギ、カイソウ(海葱)の鱗茎は重さ2キログラムにもなる巨大なもの。葉が枯れた後、花茎を伸ばし花を咲かせる。
ロックガーデンに咲いていた可憐なヒメヤブラン。
真っ赤な花はルコウソウ。
何とも面白いラッパのような形の花はウマノスズクサ、花の匂いで小型のハエを誘き寄せ、奥の球形の部屋へと誘導する。
ボンボンのような可愛らしいオランダセンニチ、単色で黄色の花はキバナオランダセンニチ。
温室内のゲンペイクサギ。シキミ科の有毒植物イリキウム・レンセオラーツム。