2014年5月12日月曜日

青いケシ


朝から強い風で吹き飛ばされそうだが、都内で唯一ヒマラヤの青いケシ、ブルーポピーを見る事の出来る都立薬用植物園、時期的にはそろそろ咲いているだろう。5月中は月曜も開園しているので出掛ける事に。

ジャーマンカモミールの名で知られるカミツレはハーブの一種で花にはリンゴのような香りがある。成熟するにつれて花芯が盛り上がり、周辺の花が垂れてくる。

牡丹に似た花を咲かせるシャクヤクだが、牡丹が樹木であるのに対してこちらは草本、江戸時代には茶花として観賞された。


ヒマラヤ原産で有ることからヒマラヤソケイ、或いはイエロージャスミン等の名のあるキソケイ。

シランのお隣にシランより草丈の低いシロバナシラン、『大和本草』では紫のシランと混栽すると消えるとされているが。


ジギタリス、英名はフォックスグローブ、和名はキツネノテブクロ。

渦巻型の蚊取線香でお馴染みの大日本除虫菊のシロバナムシヨケギク。



一帯に咲いているケシの花、こちらは栽培しても良いケシで真っ赤なヒナゲシ、俗に虞美人草と呼ばれる。
他にも近くに寄って見ることの出来るのは鑑賞用の園芸種。白とオレンジのハナビシソウ。




一方柵に囲まれて中に入る事の出来ないのはアヘンなどの原料にされ栽培が禁止されているケシ。
普段は二重の柵になっているが解放時期のこの期間だけは外側の柵の扉が開かれる。



濃紫色のえんどう豆はツタンカーメンのえんどう豆と言われ、古代エジプトで18歳で亡くなったツタンカーメン王の墳墓の中から副葬品として発見され、イギリスで栽培に成功したという不思議な豆。
莢は黒くても中の豆は緑色で、豆ご飯にすると美味しいそうだ。

箱根や丹沢だけに生息する固有種の箱根ツリガネツツジ。


大きな木が一面雪に覆われたかのようなヒトツバタゴ、別名ナンジャモンジャノキ。

イチハツ(一初)はアヤメ類の中で一番早く咲き出すからとの意。淡い青紫の花はチョウジソウ。


アグロステンマ、葉の姿が麦に似ている事からムギナデシコとも言う。

コリアンダーはセリ科の一年草、和名コエンドロ、別名カメムシソウはその匂いにちなむ。


アルカネットはムラサキ科のハーブ、しかし近年は肝臓に有害な物質を含んでいる事がわかり食用にはされなくなった。

チャイブは西洋浅葱。


とっても綺麗な赤い花の群れを見つけて写真を撮ろうとしても風が強くて中々撮れない、レッドキャンピオンと言って花や葉はサラダに利用されるそうだ。

ふわっとしたセアノサス・マリーブルー。

蔓性のロニセラ・ハニーサックスは日本ではスイカズラと呼ばれている。


温室内でとっても良い香りを放っていたのはシクンシ、花色は最初が白、それからピンク、紅色へと変化する。

大きな葉の間から覗いているのはフイリゲットウ。


今日一番のお目当てはヒマラヤの青いケシ、温度管理の為冷房室のガラス越しで見るが、ずっと見ていても飽きない程の綺麗さ。
メコノプシス属で今咲いているのはメコノプシス・ベトニキフォリアとメコノプシス・グランディス。



黄色のメコノプシス・カンブリカは花は終わり葉だけになっている。

2014年5月4日日曜日

千年乃藤


昨日・今日とまるで夏のような暑さ、国領神社の「千年乃藤」は樹齢400〜500年と言われる見事な藤と聞いて出掛けてみる事に。
布田で降りて、多分此方だろうと思って暫く歩いて行ったがどうも道が違うような、前方からくる男性に聞いてみたところやはり違っていた。
分かりづらいからと、ご親切にも一緒に行って下さったが、残念、藤の花はもう大分散ってしまっている。

今年は開花が早かった、とは写真を撮っていたご夫婦の方の弁。
一応お参りだけ済ませて、ならばと近くのバス停から神代植物園へ。
バスは直ぐに来たものの車内はもの凄い混みよう、聞くともなく聞いていると今日は「みどりの日」で入園無料の日とか。
シマッタ、他の日にすれば良かったと思っても後の祭り、案の定、人、ひと、ヒト、どこも人で溢れかえっている。

「春の山草展」で展示されていたシンニンギア・ウエルトリカ。イワタバコ科で別名:断崖の女王、ブラジリアンエーデルワイス。

口紅コウホネは外側の萼片が徐々に赤みを帯びてくる様を女性が口紅を付けている姿に見立てた。

黄色で光沢のある花はハイキンポウゲ、枝が匍匐性で地面を這う事からの名。


初夏のような今日のお天気ではツツジも萎れて元気が無い。

牡丹園はこれからが花のピークだ。




温室の入口のブーゲンビリア、中央の小さく見える白いのが花で鮮やかな赤色は葉。

ブラシみたいなマカダミアナッツの花。


傘を広げたみたいなパピルスは古代エジプトで世界最古の紙の原料。

真っ赤なホコバテイキンザクラは花の形が桜に似ている。


メディニラ・マグニフィカはフィリピン原産でノボタン科、大きな花が垂れ下がって咲いている様は見事。

芳香のあるマダガスカルジャスミンはジャスミンという名があるがジャスミンの仲間ではない。



ラン園では珍しいランを一つ目はドラクラ・ギガス、次にドラクラ・ポリフェムス。


バルボフィラム・アルファキアナム、原産ニューギニア。


アングレカム・レオニス、そして長〜い弁先を伸ばしているのはアングレカム・フロルレンタム。


藤棚の下のベンチに座って昼食、ここの藤は未だ綺麗な花房。

とっても甘い香りが漂って来たが、大きなホオノキがはるか上方で大きな花を付けている。
そしてその隣にはベニバナトチノキの鮮やかな花。


ムラサキセンダイハギはマメ科の植物。

オオアマナは花壇から種が飛んで来るのだろう、あちこちで白い花を咲かせている。


ジャーマンアイリスの優しそうな色合いの花。

ハンカチノキ、小さな子が『チリ紙だ〜』と叫んでいたが、成る程確かにそう見えるか。


オオデマリ、綺麗な白とピンクの花はジェミニという品種かな。

コゴメウツギも小さな白い花、花片が10枚に見えるが、へら形の花弁が5枚で卵形の萼片が5枚。


アジュガは西洋ジュウニヒトエ、或いは西洋キランソウとも呼ばれる。

よっぽど目をこらしていないと見逃してしまう小さな小さなキュウリグサ、葉や茎をもむとキュウリの匂いがするそうだ。


シラーヒスパニカは和名:釣鐘水仙。

ドイツスズランはその名の通り鈴の形。野草園で咲いていたのはフタリシズカ。



タツナミソウ(立波草)は正に波が立つように上方に飛び出そうとしている姿。